その人脈、あなたを高めてくれますか?

突然ですが、皆さんは何のために人脈を作っていますか?恐らく、ビジネスチャンスを広げるためという方が多いのではないでしょうか。実は、人脈形成には忘れてはならないもう一つの側面があります。それは、「当たり前の基準作り」という観点です。

当たり前の基準はどのくらい?

これまで、多くの素晴らしいビジネスリーダーと接してきて感じるのが、一日の過ごし方における「当たり前の基準が高い」ということです。つまり、「こういうことをやって当然」「こういう姿勢で取り組んで当然」「ここまで深く考えて当然」・・・というように、一つひとつのアクションに対する標準値が高いのです。

たとえば、平均的な人が「1」という基準で1日を過ごすのに対して、ある人は「1.2」の基準で過ごし続けたとしましょう。1日の差はたかだか0.2だけの差ですが、これが365日積み重なれば、それだけでも2ヶ月以上の差がついてしまう。つまり、この1日の「当たり前の基準」というのは短期間で埋めがたい差を生み出すのです。

しかし、この当たり前の基準というのは、相対比較において徐々に形成されていくものです。よほどストイックな人でない限りは、個人だけの力で適切な基準を作ることは難しいでしょう。

だからこそ、「基準を高く設定している人々」の間に身を置いてみることが大事になります。そういう人の傍にいて、その人が日々何をしているのか、どういう姿勢で取り組んでいるのか、どういう目つきで取り組んでいるのか。それを身近に感じてみる。まだ自分自身の基準が不明確な人にとっては、そのリアリティが何よりも重要です。

誰かの当たり前を高める存在になろう

さて、私たちの身の回りには、「自分の当たり前の基準を高めてくれる人」がどれくらいいるでしょうか?その人とどれくらいの頻度で接することができているでしょうか?
人脈は、お互いにWin-Winあるいはギブアンドテイクの関係のもとに築かれて行きます。自分を高めてくれる環境を選んでいくことはもちろん、良い環境の中にいることができるような自分であるよう、努力し続けたいものですね

(グロービス経営大学院 教員 荒木博行)

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