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TRENDFASHION

2021.09.26

定番の「ボーダーニット」がこの秋、トレンド入り!

ファッションエディター&ライターの江口暁子さんの連載。日々のセレブウォッチから読み解いたトレンドをご紹介。

ボーダー

(c)RossHelen/Shutterstock.com

ボーダートップスといえば、時代を超えて愛され続けるワードローブの基本アイテム。シンプルなカジュアルから、フレンチシックなコーディネートまで幅広く楽しめて、なんといっても着映え力抜群! 1枚でインパクトを発揮して、ベーシックなボトムスもサマになるのが魅力ですよね。そんな誰もがなじみのある定番ボーダー柄のニットが、この秋、ファッショニスタの間でブームに! 今年はゆったりめなサイズ感にアップデートされているのがポイントで、やはり王道のモノトーンが人気のようです。

アヌーク・イヴ

アヌーク・イヴ
ハイネックジップのボーダーニットで、いち早く秋仕様のコーディネートにシフトしているのは、アムステルダム出身ファッションブロガーで陶芸家のアヌーク。首元の開き具合でぬけ感を演出できる1着は、H&Mの姉妹ブランド、アンド・アザー・ストーリーズのもの。ユニクロのゆるめなホワイトパンツで、リラックスしたムードに仕上げています。かっちりフォルムのセリーヌのバッグはラフに肩掛けして気負いなく、足元はシャネルのバイカラーのフラットシューズでリュクス感をプラス。

エルザ・ホスク

エルザ・ホスク
元ヴィクシーエンジェルで、最近はコスメブランドとのコラボも手がけるスーパーモデルのエルザ。NY発ケイトのブルーデニムに合わせたのは、サンドベージュ色のベースとブラックラインの切り替えがアクセントになるトーテムのボーダーニット。ルーズなシルエットに、ラック・オブ・カラーのもこもこバケツハット「テディ」や、トングデザインのユニークなスエードサンダルのチルな雰囲気がマッチしていますね。ザ・ロウの上品なオフホワイト色バッグで、フェミニンさも忘れずに。

クレア・ローズ

クレア・ローズ
夏からボーダー登場回数多めなアムステルダム出身デジタルインフルエンサー、クレア。今シーズン、リピート愛用しているのは無地ブラックとボーダーがドッキングした、スウェーデン発Styleinのゆったりニット。この日は自身がコラボしているブランドNA-KDのブラックワイドパンツで引き立てて、存在感のあるボーダーを主役にしています。個性的なハンドルが目をひくバッグはマヨルカ島ブランド、ヘリューのもので、ナチュラルなテイストが“黒”多めな辛口モノトーンの印象をやわらげていますね。

リンダ・トール

リンダ・トール
オランダの元祖ファッションブロガーで、自身が起ち上げたアイウェアブランドも好評なリンダ。近頃シャツスタイルがお気に入りの彼女は、マンゴーのハンサムなタック入りパンツに、白シャツをイン。きれいめベーシックな着こなしにボーダーニットをプラスして、ひねりを加えています。こちらもスウェーデン発Styleinのもので、キャッチーなボーダー柄が肩に巻き付けているだけでインパクトたっぷりですね。自身のブランド、トール・アイウェアのスパイシーなサングラスで、顔周りにもモード感を。

ジェニー・ウォルトン

ジェニー・ウォルトン
エレガントなカジュアルを得意とする、NY在住デザイナー兼イラストレーター、ジェニー。彼女が夏のバカンスシーズンから愛用しているのは、黒ベースに白ラインが冴える、ケイトのボーダーニット。この日はヴィンスのレザースカートの強めな雰囲気を、スプリットした袖とゆったりシルエットで、エフォートレスな印象に見せています。トップスの露出が少ない分、足元はストラップサンダルでとびきりヌーディに。こちらはサステナブルなシューズブランド、ストゥディオ・アメリアのもの。

ファッショニスタがおしゃれの腕を競いあうように、こぞって活用しているボーダーニット。誰もが持っていそうな定番アイテムがブームになっているのは、ちょっと意外な気もしますが、着映えて、使えて、デニムにもレザースカートにも合う、この万能ぶりを見ると人気なのも納得ですね!この秋は、手持ちのボーダーも旬な“ゆったり”にアップデートして、今年らしい着こなしを楽しんでください。

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TEXT=江口暁子

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