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MYSELFボディ

2023.02.25

いつかは産みたいと考える人のための“保険”――「卵子凍結」という選択肢

いつまでも健康で、そして美しくありたいもの。そこで、未来の自分のカラダのために、今から投資しておくべきことをピックアップ。今回は「卵子凍結」について日本産科婦人科学会専門医の岡田有香先生にお話を伺った。

卵子凍結とは?

将来の妊娠に備えて卵子を未受精のまま凍結し、卵子の老化をストップできる技術。妊娠の可能性を少しでもあげることができるため、現代女性の新たな選択肢として注目が集まっている。

卵子凍結はひとつの選択。若い世代にこそ考えてほしい

最近話題の卵子凍結。もともとはがん治療を受ける若い女性患者が、治療後の生殖能力を維持するためのもの。ただ、最近になって健康な未婚女性が将来の妊娠に備えて卵子凍結を行うことが選択肢となっている。

働き方などライフスタイルが多様化する今、結婚も出産もそれぞれの形があるけれど、いずれ子供が欲しいと思ったときに妊娠適齢だとは限らない。

「卵子の数は出生時に決まっていて、そこからは減り続けるのみ。低用量ピルを服用して生理を止めると、卵子が保存できると思われている方がいらっしゃいますが、低用量ピルを内服していても、毎月卵子の数は減ります。また、子宮内膜症などの病気があると、卵母細胞がダメージを受け、さらに卵子の在庫は減少します」(岡田先生)

そこで、選択肢のひとつとして考えたいのが「卵子凍結」。例えば28歳で採った卵子は、40歳を超えて融解しても、ほぼ採取時の年齢の状態で使えるのだとか。

「30代後半になると卵子の老化は急激に進みます。生理があるうちは妊娠できると思っている方が多いのですが、実際は加齢とともに確率が低くなり、閉経の10年前が妊娠可能なギリギリの年齢。閉経の平均年齢が50歳なので、40歳前後がリミットに。

また、1回の採卵で採取できる卵子の数も、年齢が進むにつれ減少します。20代であれば、1回で10個近くの採卵が期待でき、80%の確率で子供を授かることができますが、37歳では同じ個数でも約50%に。できるだけ質のいい卵子を保存するためにも、できれば36歳未満で卵子凍結するのがおすすめです」(岡田先生)

卵子の在庫数には個人差があり、血液検査で残っている数や1回の採卵で採れる数がわかるので、一度調べてみるのも手。

「30歳前後ですと、将来子供を望むかわからない女性も多いと思います。だからこそ年に一度は婦人科検診を。病気の有無も含め、体の状態を確認し、今後の将来設計を見直しておくことが大切です」(岡田先生)

卵子凍結

卵子凍結できる年齢は40歳の誕生日迄が目安。費用は採卵時のほかに保管料がかかる。グレイス杉山クリニックSHIBUYAが提携するGrace Bankでは、15個まで年間3万円(初期費用別)。

※治療時間や効果継続期間などは目安で個人差があります。
※料金は編集部調べ/2023年2月現在。

施術のフローをチェック!

事前検査

クリニックで体の状態を検査。卵巣や子宮の状態や病気の有無を確認、血液検査でAMH値(体に残された卵子数の目安の数値)なども計測。

排卵誘発開始

月経開始から3日以内に受診。ホルモン値等の検査をして、問題がなければ排卵誘発剤などを投与する。

卵胞の状態を確認

月経開始1週間~10日目くらいの間に1〜2回クリニックへ通い、卵胞の様子をチェック。左右の卵巣それぞれ、何個の卵胞が大きくなっているかを確認。育ち具合により採卵日を決定。

採卵

採卵日の目安は、月経開始から12~14日目。局所麻酔や静脈麻酔を使って施術するため、回復の時間を含めて2〜4時間くらいかかる。余裕をもって半日は休むつもりで予定しておくこと。

凍結・保管

採取された卵子は直ちに凍結され、クリニックでの保管開始後1〜2ヵ月以内に専用施設に移送して保管。凍結卵子の保管期間は半永久的だが、出産時の母体への負担やリスクを考えると、推奨は45歳まで。Grace Bankでは50歳が期限。

日本産科婦人科学会専門医・岡田有香先生
グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長。2014年聖路加国際病院に入職。出産や手術、不妊治療に携わる。2021年から杉山産婦人科でも不妊治療を学ぶ。不妊予防の重要性を改めて認識し、2022年4月から現職に就く。卵子凍結保管サービス「Grace Bank」が開催する卵子凍結の無料セミナーにも登場。

EDIT=GINGER編集部

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