竹久夢二で見る、大正浪漫の世界に浸る


【Fromエディターズ】皆さん、竹久夢二という作家をご存じでしょうか?  名前は知らなくとも、絵を見てピンとくる方もいるかもしれませんね。

私と夢二の出会いは、実家の物置部屋で見つけた画集でした。当時、中学生だった私は夢二の絵を見て「わ~なんか素敵な絵だなぁ。きっと描いている人も素敵(あるいはイケメン)に違いない」と思い、調べてみると口ひげをたくわえたオジサンで、がっかりした記憶が残っています・・・(夢二ファンの皆さんごめんなさい!)。そんなことはさておき、それ以来、無性に夢二の絵に惹かれるようになり、たまにパラパラと画集を開いて眺めていました。

お正月って意外とすることないなぁと思い、こういう時こそ教養を養うべきだ!といい感じの美術展やってないかしらと思いたち、ネットでヒットしたのが「竹久夢二と雑誌の世界 ―明治・大正・昭和の魅惑のメディア―」の展覧会! ずっと惹かれていた夢二の絵! それに出版社で働く者として、明治から昭和の雑誌が見れるなんて!とコレは行かねばならないと思い、東京・文京区にある竹久夢二美術館に行ってまいりました。

残念ながら館内は撮影することが出来なかったので、気になる方はぜひ足を運んでみてもらいたいのですが、デビュー作から昭和初期にかけての作品約300点が展示されていました。
昔の作品なのに、どこか新しさを感じる、モダンで洗練されていて、目線や顔の向きひとつで表情豊かに表現されていて、ぐっと引き込まれました。特に興奮したのが、画集でもよく見ていたこちら。チケットの半券にも登場しています。

スッと美しいフェイスラインと首筋、色っぽい意味ありげな目線に思わずドキッとしました。画集で見るのと、本物で見るのはやっぱり迫力が違うなぁと感心しました。

夢二のエピソードで興味深かったことは、なんと夢二が街ゆく婦人のファッションを論評し、それが雑誌に掲載されていたこと。今でいうスナップ撮影のようなことが昭和初期に行われていたなんて、なんだか親近感が湧きました。

また、当時の印刷技術・出版業界が発展していく様が、夢二の作品の時代とともに成長していく様子とともに垣間見れました。これから印刷技術はますます発展していく一方で、出版不況といわれるなか、私たち編集者は読者の皆さんに買う価値のある本・雑誌・コンテンツを届けていけるよう、頑張らなければと身の引き締まる思いで、美術館を後にしました。

さてさて、こちらはミュージアムショップで購入したポストカード。今月引っ越しをするので、大人の色気ある美人に近づけるよう念力をこめて、新居にさっそく飾ってみようと思います!  会期は3月25日までだそうなので、お近くの方はぜひ。(GINGERweb編集部 KOMIYA)

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