「対面の会話が苦手」と悩む人におくる10のアドバイス

仕事でもプライベートにも欠かせない能力のひとつが「コミュニケーション能力」。じっくり内容を考えられるメールやLINEでのやりとりはできても、リアルタイムで進行する対面の会話は苦手という人も多いよう。今回は、そんな人に向けた専門家からのアドバイスを紹介します。

ご紹介するのは、長年ラジオ番組の司会を務めてきたセレステ・ヘッドリーのTEDスピーチです。限られた時間の中で相手から面白い話を引き出すインタビュアーは、対面会話のスペシャリスト。本人が言うように、好きな人とも嫌いな人とも、まったく意見が合わない人とも話をしなければいけない彼女は、仕事のなかで「会話の10の基本ルール」を見出しました。そのルールをみていきましょう。

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1. "ながら"をしない

携帯をみながら、カギで手遊びしながら、の"ながら"だけではありません。頭のなかで別のことを考え"ながら"話すのも禁止です。ヘッドリーいわく「身も心もそこにいる、ということです」。

2. 一方的に話さないこと

ヘッドリーは、独断的に話す人を番組に出さないそう。理由は言うことがわかりきっていてつまらないから。ヘッドリーは独断的に話す人を「成長の機会なしに主張したいのだったらブログを書けばいい」と一蹴しています。「誰でも何かの専門家」、だからこそ常に「学ぶ姿勢で(会話に)臨みましょう」とヘッドリーは言います。

3. 自由回答の質問をすること

自由回答はスピーチ原文では「use open-ended questions」。つまり、「はい」「いいえ」の2択の質問ではなく、5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)の質問をせよということです。「相手に説明させましょうよ。知っているのは向こうなんだから」とヘッドリー。

4. 流れにまかせること

端的に言うと、途中で浮かんだアイデアや質問は放棄すること。話をしながら「あ、そういえば」なんてほかの話題が浮かんでくることもしばしばありますよね。でもヘッドリーのアドバイスはこう。 「ただ浮かんでは消えるにまかせましょう」

5. もし知らなければ知らないと言いましょう

そうしないと、話が安っぽくなるから。「ラジオに出演する人は話したことは記録に残ると分かっているので、自分が何かの専門家だとか、何かを確かに知っていると言うときにはよほど注意します。皆さんもそうして下さい。注意しすぎるくらいでいいです」

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6. 相手の体験を自分のと同一視してはいけません

聞いていてドキッとしたルールです。特に悩みの相談を受けているときなど、よくしてしまいがち。ヘッドリーはこういいます。「重要なのは自分の話をしているのではないということです。その機会にあなたがどれほど素晴らしいか、どれほど困っているか示そうとする必要はありません。」ごもっとも。

7. 同じことを何度も言わないこと

これは文字通り。「特に職場での会話や、子供たちとの会話で自分の主張が正しいことを示そうと、言葉を変えて繰り返すのです。それはしないで下さい」

8. 細かいことにはこだわらない

これは、自分が話し手のときのアドバイスです。たとえば年号、氏名、日付。「皆さん思い出そうと苦労しているかもしれませんが、相手は興味がありません。詳細は忘れましょう」とヘッドリー。

9. 聞くこと

有名なアドバイスですが、実際に意識している人は少ないかもしれません。ヘッドリーは、作家スティーブン・コヴィーを引用しこういいます。「多くの人は理解しようと聞くのではなく、回答しようと聞いている」

10. 簡潔に

ここでも引用が出てきますが、これはヘッドリーの妹のもの。「良い会話は ミニスカートのようなもの。興味を引けるくらいに短く、ただし肝心な ところをカバーできるだけ長くすること」なるほど。

今回はアドバイスのみを10個箇条書きにしましたが、紹介しきれなかった細かなハウツーもあります。深い洞察を交えたヘッドリーのスピーチは一度動画で通してみるのがオススメです。

文/タカハシアスカ


タカハシアスカ/ライター
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タカハシアスカ/ライター
ヨーロッパ在住ライター&時間を見つけてはふらっと旅に出るウィークエンドトラベラー。 長期の海外経験で培った感覚で、アラサー女性に刺さるものをピックアップ。 日々ユニークなものを求めて、ヨーロッパ各国をうろうろしています。
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