魅力的なひとになれるキーワードは『共存』!〜スタイリスト青木貴子がナビ

緊急事態宣言が発令されて1ヵ月。そして先日、今月末までの延長が発表されました。皆さま如何お過ごしでしょう? そして最初に、最前線でコロナと戦っている医療従事者の方々とすべての関係機関の方々、ライフラインを支えてくださっているすべての方々に心から感謝申し上げます。

ニュースから学ぶこと、感じること    


外出を控え、家で過ごす時間がほとんどなので私は外から入る情報に一喜一憂。特に嬉しいニュースにはいつも以上に涙も出るし、ほっこりもする。

今日はバンクシーが医療従事者にエールを送る絵を病院に寄贈したニュースに感動。その絵は秋頃まで病院で飾られた後オークションにかけられ、収益は国家医療制度に寄付されるんだとか。
「医療従事者はヒーロー」という意味の絵を描いてるけど、バンクシーもヒーローだよね、医療従事者を勇気づけ、その上実益(おそらく多額な寄付金、高額落札であってほしい!)をちゃんと与えられるんだもの。

これと類した話ですが、日本人バイオリニストの横山令奈さんがイタリア北部クレモナの病院の屋上で医療従事者のために演奏をしたっていうニュースにも心を動かされました。美しい音色とそれに聞き入り見つめる医療従事者の方々の何とも言えない表情に涙が溢れてしまいました(こちらの動画を再生すると、動画収益は医療関係に寄付されるそう)。

個人的には何時もの時より感受性が高まっているかも、なんて思います。自分を見つめる時間も多いし、仕事でわさわさしている時と違って、物事をじっくり考えられるからかな? この感性は元のような生活に戻っても、忘れないでいたいなぁと思います。

他人事ではなく自分事に敏感になろう!

こんな状況になったからこそ削ぎ落とされた部分がフォーカスされるようになってきている。きっとみんなが物事の真の意味とか価値について敏感になってきている。本当に純粋な善意や行動には心を打たれるけど、場当たり的な発言やいい加減な行動をする人に対しては、信用ならないっていつも以上に思うものね。言葉だけでなくちゃんと行動で示せるひとを賞賛したり支持したいとか、そんな声がすーごく上がってきている。

そしてそれを口にするのなら、ひとに求めるだけではなく自分もちゃんと行動したり意思表示することが筋、と思う。政治に関してだと自分が良いと思う政策を掲げた政党を支持するためにちゃんと選挙に行くとか、行政に疑問があったら説明を受けに行くとか、会社の上司に言いたいことがあったら言うとか、親への感謝は気持ちだけでなく態度で表すとか(そうそうもうすぐ母の日!)。心地よく過ごしていくために、自らも能動的に動くこと。全部他人事ではなく自分事。これからはどんどんそんな流れになる気がします。なんでも他人事なんて考えているひとは生きづらい世の中に変容するかも。

当たり前のことで出来ていなかったコトを実感として受け止め、変えていくときなのかもしれません。いまは自分の原点を見つめる見つけるいい機会。将来を考える絶好のチャンス! でも変わるって楽しいことです、未知の自分に会えるから。 ちなみに私は時間があるから本を読む時間も増えました。何となく読んだ将来設計的な本に書いてあった貯蓄の記述に危機感(老後このままだと生きていけないと激しく動揺)‼︎ いまは頑張りどころということがわかりました(今さら、いや今から頑張る)!

上手な距離感を持てるひとがますますモテる!

この数ヵ月で世の中は劇的に変化を遂げていて、とくにIT、ICTの役割がどんどん広がりました。自粛中にYouTubeをはじめとする動画配信サイトやSNSにどれだけ多くのひとがお世話になっていることでしょう! いつでも誰でも簡単に見れたり参加できたり、そりゃ広がるよね。政治も経済もエンタメも、そのあり方が今回のコロナ禍で飛躍的に変わっちゃった気がします。

インターネットによって世の中が便利になるのはとっても良いことなのですが、気にかかる部分も。インターネット上の情報には、現実だけではなく仮想も含まれているということをしっかり意識しておく必要があります。俯瞰で見る冷静さとかも必要かな、と。あとやり過ぎ注意、あっという間に数時間経っちゃったりする。かくいう私もエクササイズ動画を見ていたら次から次にハマっちゃって2時間近く運動してヘトヘトになりました(笑)。自制心、忘るべからずデス。

そして画面を通してだけではない、リアルなひととの関わりというものもやっぱり大事。自粛生活をしていてしみじみ思います。最近コロナが原因の家庭内不和の話も出ていたりしますが、思いやりを持って共生することが大切。そしてもっとも重要なのが適度な不干渉(笑)。同じ考えのひとなんてこの世に存在しないから、思い通りになんてならんと最初から思っていたら、気も楽かと。

緊急事態宣言はほどなく解除されるでしょうが、コロナがいなくなるわけではありません。もうヤツラが存在しなかった世界には戻りません。手洗いうがいはこれからもマスト事項になっていくでしょうね。コロナがあることが前提での毎日になります。コロナにしても、ITにしてもリアルな人間関係にしても「あること」全てとの「良き共存」が、これから心地よく安心して生きていくうえでのキーワードになると思います。ソーシャルディスタンスから物理的なひととの距離だけでなく相手(対象になるモノも含め)と自分(個)の距離感を意識することを身につけたいもの。これがあれが上手く共存出来ます!安全で安心な共存が出来るひとがこれからの時代に求められる“魅力的なひと像”、ぜったいにモテます‼︎ そしてモテるひとが増えることを望みます‼︎そうしたら今日よりもっともっと素晴らしい明日(世の中)になること間違いなし、なので!

文/青木貴子

青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。ファッションに関するインスタグラム(@takako_aoki_stylist)を開始。ぜひフォローを!
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