アフターコロナで変わった色気の新基準〜スタイリスト青木貴子がナビ

マスク着用、ひととはソーシャルディスタンスを取る、リモートワークやオンラインミーティングなどなど、コロナが蔓延してからすっかり生活様式が激変! 街行くひとがほぼ全員マスクを着けている日常なんてまったく想像できませんでしたよね。

コロナ前と後では全然違う世界が目の前に広がっています。いろいろな価値観も気がつかないうちに様変わり! ひととの関わり方が変化したいま、“素敵な女性=色気のあるひと”の基準も変わってきているのです。

ひとを惹き寄せる色気の正体とは?


まずアフターコロナの色気新基準を語る前に、そもそも素敵な女性の大切な資質である“色気”について触れますね。色気とは不思議なオーラみたいなものでモテる女性はこの色気なるものをほぼ100%醸しています。色気は魅力の元と言っても過言ではありません。色気はひとを惹きつけ、相手にとって気になる存在になれたり好意を抱かせたりします。

色気は男女ともに存在するもので、女らしいからまたは男らしいから色気があるというそんな単純なモノではなく、むしろそこは(女性性や男性性を)逆に過度に感じさせないくらいのひとが色っぽかったりする。男っぽい女性がふとした時にはにかんだりしたときとか、柔らかい雰囲気の男性がここぞというときに妙に勇敢な態度を取ったりしたときとかにふっと色っぽく見えたりします。何でしょう、ギャップみたいなものがあるとそこに色気が発生するのかもしれません。

ギャップは色気の大きなファクター


ひとによって色気の在り方はさまざまで、一様には語ることができません。

しかし大きく分けて
①しっかりしているけれど隙がある
②くずれそうでくずれない
③やんわりしているけれど芯が強い
この3つのタイプのひとが色気を醸している場合が多いように感じます。

きちんと節度がありそうでも実は「自由な生き方をしている」とか、柔らかそうな雰囲気でも「芯の強さを持っている」とか、総じて共通点はやっぱりこれも見た目とか雰囲気と内面のギャップがあるひとと言えるでしょう

自分らしさにあふれているひとも、つかみどころがないなんて言われる天然系のひとも自分に対して素直で、「これでいいんだ」といいう自己愛や自信がある。だから周りに流されないし概念に縛られない。そこが魅力的見えるし、自然体で自由な姿がふとしたときに色っぽく映るんだと思います。

アフターコロナでは知性が新しい色気のベースに!


さて、
自信の源になる大きなエレメントのひとつは知性。実は知的なひとって色気のある率が高めです。発想力が豊かで個性的な言葉選びができるから、いったいどんな考えを持っているのだろうと相手は想像力を掻き立てられる。秘めたるところに色気を感じるのがひとの性(笑)。

そしてこの知性こそがアフターコロナで色気を発する大切な要素になってきます。これまでは対面でダイレクトに伝わる色気というものも存在していましたが(たとえばちょっとした仕草や香りなどというものに色気を宿しているひともいるので)、コロナが発生してからはソーシャルディスタンスを取ったミーティングやオンラインでの対話が急増、この辺りの色気要素はこれまでのようには相手に伝えづらくなりました。本来そこはかとなく漂う純粋な「色気」というものは、作り出すことが出来るセクシー系の「お色気」とは遠いところにあるものですが、今まで以上に小手先的なテクニックは全く使えなくなります(笑)。

つまり、ますます見た目や表面的なところよりも中身で勝負の時代に突入!したのです。オンラインがコミュニケーションの中心になると頭の回転の速さとか、間の取り方の勘がいい知的なひとがグッと輝きを増します。

細部にわたって配慮する優しさに色香が漂う


外見的な部分で言うと、マスク姿では目の表情に注目が集まります。「目は心の鏡(窓)」という言葉もあるように、目はそのひとの心の中を映し出す鏡、心の正邪が表れます。

マスクをしていると感情の判断が出来るのは目だけ! マスクで怖い目つきは相当印象が悪くなります。口元も含めた全体なら普通に見える表情も目だけだと不機嫌に見えたりすることもあるので要注意。これまで以上に柔らかい眼差しを心がけましょう。

微笑みをたたえたような優しい目元は色気もあるし魅力的です。マスク姿で優しい表情をするのって、相手の緊張を解く配慮でもあります。受け止めてくれそうな雰囲気の女性に色香を感じるひとって多いものです。コロナ禍でギスギスした世の中だからこそ「優しさ」にみんな敏感に反応します。そして優しさを無意識に求めているのです。

カラッと楽しませてくれる「知性」とふわっと癒やしてくれる「優しさ」、このふたつを合わせ持つことが新しい時代の魅惑的な女性に欠かせない色気の二大構成要素。出来ることが制限された今だからこそ、逆に自分に向き合う時間も増えていますよね? 知識を増やしたり自分磨きにはもってこいの好機です。

今後、本質が問われる時代になっていくし諸々淘汰もされます。頼りになるのは自分自身の進化だけ! 世の中が変わっていく今、素敵に魅力的にヘルシーに色っぽく(欲張り、笑)変化していきましょう‼︎

文/青木貴子

青木貴子/スタイリスト
ナビゲーター
青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。ファッションに関するインスタグラム(@takako_aoki_stylist)を開始。ぜひフォローを!
このナビゲーターの記事を見る