『アウトレイジ 最終章』は何もかもスカッと忘れて楽しめる映画!

北野武監督最新作『アウトレイジ 最終章』が10月7日よりいよいよ公開となります。『アウトレイジ』はシリーズものですが、娯楽映画に特化しておりシリーズ初見でも楽しめる作品。今回はそんな『アウトレイジ 最終章』の魅力を語っていきたいと思います。

そもそも『アウトレイジ 最終章』とは?

『アウトレイジ 最終章』は北野武監督が裏社会の男たちの仁義なき戦いを描いた人気シリーズの完結編です。今回は前作『アウトレイジ ビヨンド』の後日談で、今まで以上にカオスな展開が描かれています。

(ストーリー概要)
関東最大の暴力団組織・山王会と関西の雄・花菱会との抗争後、韓国に渡った大友は日本と韓国を牛耳るフィクサー、張会長のもとにいた。花菱会幹部の花田は取引のためやって来た韓国でトラブルを起こして張会長の手下を殺してしまい、張グループと花菱は緊張状態へと突入する。激怒した大友は日本に戻り、過去を清算する好期をうかがっていた。その頃、花菱会ではトップの座をめぐる幹部たちの暴走がはじまっていた――。

シリアスなシーンで笑ってしまう、これぞ究極のエンタメ作品!

『アウトレイジ 最終章』は、名前が示している通り、人気故に3部作のシリーズとまでなった作品。本作はヤクザを描いたシリーズであり、暴力的な描写も多数ありますが、実は、誰もが楽しめる内容なのです。
何が人々を惹き付けるのか。それはこれまでに数々生まれてきたヤクザ映画の懐かしさとエンタメ性だと思います。ヤクザ映画の懐かしさについては、詳しい方にお任せするとしまして、後者のエンタメ性について語りたいと思います。
『アウトレイジ』シリーズの最大の名物と言えば罵倒合戦。
「コノヤロー!」「バカヤロー!」「殺すぞコラー!」など。ヤクザたちの罵声が飛び交います。こんなの実際に言われたら生きている心地がしないでしょう。
しかし、そんな恐ろしい罵倒合戦もシリーズを追うごとに観客の楽しみとなっていき、今作の試写会場では、クスクスと笑い声が聞こえるほどに。確かに、鑑賞しているとその罵声シーンが楽しくて仕方なく、映画だからこその“対岸の火事”感を楽しめるのです。
また、「全員悪役」というキャッチフレーズが示している通り、ひとり残らず悪人と言っても過言ではない本作。どのキャラクターが一番好きかを決めてみても面白いかもしれません。
さまざまな組が入り乱れるため、人物相関が複雑に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、細かいことは気にせずに、入り乱れてカオスな展開へと突き進んでいく流れ自体を楽しみましょう。
まさに「考えるな!感じろ!」な映画。見終わった後の「凄いものを見てしまった」感にスカッとできるはずです。

予習は一切必要なし!

前述の通り娯楽性全開の本作。1作目『アウトレイジ』と2作目『アウトレイジ ビヨンド』の予習が必要なのではないかと気になる方も多いはず。

予習の必要はありません。

もちろん予習をすれば細かいストーリーが理解できるのですが、まずは最新作を楽しむべし。それを楽しんだ上で、1作目と2作目を楽しんでシリーズ全体の世界観をより理解していくのが一番いいと思います。

「最終章」との名の通り、これで最後の『アウトレイジ』。
どうぞお楽しみに!

公開情報

10月7日(土)より全国ロードショー
監督・脚本:北野武
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野
上映時間:104分
公式サイト:http://outrage-movie.jp/
(C)2017「アウトレイジ 最終章」製作委員会

柳下修平/映画メディア編集長
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柳下修平/映画メディア編集長
映画メディア"シネマズby松竹"編集長、映画ブログ"Cinema A La Carte"運営。映画の楽しさ、面白さを発信することを主眼としてポジティブな言葉で新旧映画の情報を発信。1986年生まれ B型。
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