ロンドンといえばパブ!200年以上の歴史をもつマストチェックな老舗パブリスト

優雅なアフタヌーンティーもいいけれど、ロンドンで大人旅を満喫するなら、やっぱりパブには行っておきたい! ここでは、ロンドンに無数にあるパブのなかから、200年以上の歴史をもつ老舗店を集めました。ロンドンの歴史とおいしいお酒、ふたつ同時にご賞味あれ。

1. Cittie of Yorke

ロンドン中心部、ホルボーンにある「Cittie of Yorke」は、ヨークシャー最古の醸造所Samuel Smithが経営するパブ。1920年に一度建て直されているものの、1430年(!)に宿として開業したこのパブは、有名な老舗デパート「リバティー」などと同じく、イギリスの第二種指定建造物に登録されています。

長い入り口を抜けて目に入るのは、中世の木組み天井と、樽が並ぶバーカウンター、そして鉄製の三角ストーブ。ロンドンのパブには珍しい木彫りの個室席で、Samuel Smith自慢のカスクエール(樽内熟成エール)「Old Brewery Bitter」をぜひ飲んでみたい。ゆっくりお酒を楽しみたい人には、地下にある隠れセラーもおすすめです。

Cittie of Yorke
22 High Holborn, London, WC1V 6BN

2. The Lamb and Flag

コベント・ガーデンにある「The Lamb and Flag」。1772年からパブとして営業しています。おしゃれなショッピングモールとして人気のコベント・ガーデンエリアですが、かつてこのあたりは治安が悪く、このパブも毎日喧嘩が起きていたことから「The Bucket of Blood(血のバケツ)」というニックネームで呼ばれていたといいます。

いまでは立ち飲み必至の人気パブで、店内外でイベントも多く行われています。4月23日の聖ジョージの日には、あたりが英国国旗とセント・ジョージ・クロス(イングランド国旗)で飾られます。

The Lamb and Flag
33 Rose Street, London WC2E 9EB 

3. Ye Olde Cheshire Cheese

From Getty Image

「老舗パブ」というと、必ずといっていいほど名前が挙がるのが「Ye Olde Cheshire Cheese」。1538年にロンドン中心部の金融街・シティに開業したこのパブには、名だたる文豪やジャーナリストたちが通っていました。常連客には『シャーロック・ホームズ』を生み出したミステリー作家、アーサー・コナン・ドイルや、詩人アルフレッド・テニスン、『クリスマス・キャロル』で有名なヴィクトリア朝時代の小説家、チャールズ・ディケンズが名を連ねています。

現在の建物は、1667年の大火災のあとで再建されたもの。「Cittie of Yorke」と同じSamuel Smith系列のパブです。

Ye Olde Cheshire Cheese
145 Fleet Street, EC4A 2BU

4. The Grenadier

From Getty Image

バッキンガム宮殿を守る衛兵(Grenadier)のための食堂として1730年に建てられた「The Grenadier」。パブになったのは1818年で、19世紀には公爵やジョージ4世も息抜きに通っていたとか。最近では、ウィリアム王子やマドンナもこの場所を訪れています。

ちょっとした心霊スポットとしても有名で、「このパブで仲間に殺された近衛兵の幽霊が出る」という噂も。

The Grenadier
18 Wilton Row, SW1X 7NR 

番外編:幽霊が出る?「The Viaduct Tavern」

幽霊好きなイギリス人。古いパブのなかには、いわくつきのお店もたくさんあります。なかでもとくに心霊スポットとして有名なのがこの「The Viaduct Tavern」です。

200年とまではいかないものの、1869年創業と140年近くの歴史をもつこのパブ。元刑務所だった場所に建てられた店で、地下にはいまでも鉄格子の牢屋が残っています。イギリスの歴史上最も悪名高い刑務所だったとされ、投獄されたものは虐待や食料不足など劣悪な環境のなかで裁判を待っていたといいます。そのためか、ここで命を落とした者の幽霊がポルターガイスト現象を起こすという噂がささやかれています。

The Viaduct Tavern
126 Newgate Street; EC1A 7AA 

文/タカハシアスカ


タカハシアスカ/ライター
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タカハシアスカ/ライター
ヨーロッパ在住ライター&時間を見つけてはふらっと旅に出るウィークエンドトラベラー。 長期の海外経験で培った感覚で、アラサー女性に刺さるものをピックアップ。 日々ユニークなものを求めて、ヨーロッパ各国をうろうろしています。
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