「“ありがとう”をちゃんと言えるひと」がモテる理由とは? スタイリスト青木貴子がナビ

あなたは「ありがとう」って一日に何回言いますか? これって人によって口に出す回数は意外と違いそう。そしてその「ありがとう」は、単に慣習として口から発せられている言葉なのか? 心からの感謝の気持ちとして発せられているものなのか? それによってもニュアンスが違ってきます。 気持ちの良い「ありがとう」が言えるひとって、印象がとっても良いもの。つまり魅力的。普段なかなか意識したことはないでしょうけれど、あなたの「ありがとう」はどんな感じの「ありがとう」でしょうか?

もしも「ありがとう」がなかったら

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何かをしてあげたとき、相手にありがとうって言われると嬉しいものです。ちょっとほっともするし。もしも「ありがとう」という言葉がなかったら。何かをしてあげても相手はどう思っているのかわからない。何を考えとんじゃって思ってしまいますよね。別の言葉、たとえば「うん」とか「ああ」じゃ、もの寂しい。
まずそもそも「ありがとう」ってどういう意味でどういう時に使うか、そんなことは右にあるものは右手で取って、左にあるものは左手で取る、みたいに考える前に当たり前のように使っていますよね。何かをしてもらった時に言う「ありがとう」。してくれた相手に感謝の意を伝える言葉です。円滑なコミュニケーションをはかるためになくてはならない言葉という認識だと思いますし、それ正解。でもこの当たり前が盲点に。何かをしてもらった時に条件反射的に口をついて出るけど、本当に感謝の気持ちを込めていますか?

「ありがとう」の語源、知ってる?

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そもそも「ありがとう」の語源は、“有ることが難しい”という形容詞の“有り難し”“の連用形“有り難く”がウ音便化して“有り難う”になったもの(国語の授業みたいですが、笑)。”すなわち“滅多にない”とか “珍しくて貴重”みたいな意味を持つ言葉、つまり本来は当たり前にあることを指す言葉じゃないんです。
普段何気なく言っている「ありがとう」を心の中の動きとして詳細に描写すると、「そんなこと、わざわざしてくれたの!? えー、めちゃくちゃすごい。なかなかやってもらえることじゃないよね、有る事が難しいくらい!有難い!」、感情の展開としてはこんなふうで、その感情が口から出たときに一言の「ありがとう!! 」になっていることが望ましいのです。「ありがとう」って本当はとっても深い感謝が込められた言葉を短縮形で使っているだけなんです、本来は。

相手の心に響く「ありがとう」を言う秘訣

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おざなりの単なる返答としての「ありがとう」は相手の心に響きません。当たり前だけど、言葉に心がこもっていないから。有ることが難しいコトに対してちゃんと感謝の気持ちを込めるというのが、もっとも大事なポイント。そういう「ありがとう」は相手の心に響いて、何かをしてくれたその相手は「あ、良かったな(お役に立てて、とか喜んでくれて)」と幸せな気持ちになって「良いことをまたしよう!」という気持ちになります。笑顔も出るかもしれません。心を込めた「ありがとう」を伝えることで相手がハッピーな気分になってくれたらこちらも嬉しいですよね? 大袈裟じゃなく、「ありがとう」を伝える機会では、そんな気持ちの良いコミュニケーションを図れる可能性があるんです、しかも毎回!

“ちゃんとした「ありがとう」”でコミュニケーションも円滑に!

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ヒトはコミュニケーションをとっているとき、気持ちを良くしてくれたり気分をアゲてくれる相手に好意を持ちます。あれ?ってことはですよ!「ありがとう」を気持ち良く言ってくれるひとに好感を抱くということ。つまり魅力を感じるのです。だからどんどん言いましょう(笑)。
毎日何度も言う「ありがとう」。その真意を意識して、ちゃんとした心のこもった「ありがとう」を伝えていると、あなたの魅力は確実にアップします。そして言ってる本人も気持ち良くなってきます。なぜかって、ほんわか気持ち良くなった相手からポジティブなオーラが戻ってくるから。これぞ相互に心地良い、ナイスなコミュニケーション。

もうすぐ母の日。いつもはさらっとした「ありがとう」しか言わなくなりがちな身近なひとだからこそ“ちゃんとした「ありがとう」”を言うことがとっても大切。心を込めた「ありがとう」を是非とも伝えてくださいね。

文/青木貴子


青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。ファッションに関するインスタグラム(@takako_aoki_stylist)を開始。ぜひフォローを!
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