緊急考察!世界が絶賛した“スマイルシンデレラ”の魅力とは!?

今週日曜に行われたゴルフ全英女子オープンで見事優勝を遂げた渋野日向子さん。彼女の笑顔とプレースタイルが世界の人々を魅了しました! 見ている人を一気に虜(とりこ)にしてしまうその魅力の根源に迫ります!

海外メディアから称された“スマイルシンデレラ”

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見てました? ゴルフに興味のない人も多いとは思いますが、すごかったですよ、快進撃とはまさにこのこと。ピンと来ないひともいるでしょうが、この試合は全米女子プロゴルフ協会が権威の高い試合と認めている5大会の1つ。テニスでいうウィンブルドンや全仏オープンなんかと同じようなもの、つまり最高峰のトーナメント。

ここで渋野日向子さんはメジャー初挑戦初優勝を飾っちゃったんです。そして勝ったこともスゴイけど、もっとスゴイのはたーくさんのひとのハートを鷲掴みにしちゃったこと!!   海外メディアからも大注目を集めて、ついたニックネームが“スマイルシンデレラ”(付けたひとを知りたい、大賛辞ですよね)。プレーも素晴らしかったけど、笑顔の力がすごかった!!

笑顔の力は万国共通!

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何度も言うけどすごい権威ある試合なんです、普通緊張します。しかも最終日(ゴルフは4日間のトータルで競います)は単独首位スタート。普通ビビります、顔どうしたって強張ります。ところが、彼女は合間合間でほんとうにすっごい満面の笑み状態でプレーをしていたのです。え、なんて子なんだろう! その普通に笑ってる姿にこっちが最初ビビりました。でも見ていくうちにすっごい可愛いくって、テレビを見ながら何度「可愛い!」を連呼したことか! 

だいたいみんな怖い顔や表情を出さないポーカーフェイスでプレーをしていて、いいショット打ってもニコリともしない雰囲気なんですが、彼女はホール間の移動のところではギャラリーと笑顔でハイタッチ!  前がつまって打つのを待たされているときはコーチと談笑したり、なんとお菓子を食べたり(しかも食べながらテレビカメラに向かっておどけて見せたり!)し出すもんだから、もう見ているひとはメロメロです。ギャラリーも各国のテレビクルーも(きっと視聴者も)みんな彼女のリラックスした所作や笑顔に釘付けに! その結果海外メディアから“スマイルシンデレラ”という素敵な称号を得たのです、笑顔はあらゆるひとを惹きつけます

笑顔の価値を高めた彼女の行動とは?

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彼女は笑顔の出し惜しみをしませんでした。ギャラリーの声援に応えるときは笑顔。人はテンパると笑顔が消えますが、極限状態でも笑顔でいられるのが彼女のスゴイところ!心の余裕があるんだな、これはお手本にしたい。

心理学者の先生が彼女のプレーについて言及していましたが「楽しいから笑う、笑うから楽しい」という良いスパイラルにいたというのです。楽しいと筋肉が柔らかくなり、プレーも良くなるし精神も安定するのだそう。ニワトリが先か卵が先かじゃないけど、まずは笑っていられたらいい結果につながるってことですね。これは試合とかだけじゃなく、人間関係でもなんでも言えることだと思います。

なぜ今回の試合でこれほどまで周りが渋野さんに惹きつけられたのか、私が着目したのは彼女がショットを打つ前に見せたキリッとした真剣な表情! ほんの直前まではリラックスムードでいながら、打つときはパッと一瞬にして引き締まった顔に。見事なまでのリラックスと集中、このメリハリが彼女の笑顔の価値をさらに高めたんじゃないのかなと思います。

笑顔、まずは自分から発信する

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優勝後レポーターから「なぜギャラリーに笑ったりハイタッチしていたの?」と聞かれると「ニコッと笑うとみんな笑ってくれるから、嬉しくて笑いかけていました」というような天真爛漫なコメントを返した渋野さん。
あんな顔でニコッとされたら嬉しくてこっちもニコッとしちゃう。いい笑顔ってひとを癒す力もある。だから笑顔に惹かれちゃう。彼女にあの笑顔がなかったら、初メジャー初優勝は偉業だけれど、他国の人までもが扱うセンセーショナルな話題にはならなかったし、ここまで注目も集めなかったと思います。ショットも笑顔も彼女は最高峰レベル!

笑いかけられるのを待ってばかりいても何も始まらないけど、笑いかけることで何かが始まることはたしかにある! 笑いかけられて嬉しくないひとはいないし、笑顔は心を開いていますという意思表示になる。まずは自分から積極的に笑うことを始めると、周りの雰囲気も変わっていく気がする。そのくらい笑顔の力ってあるんだなぁ〜を心から実感した “スマイルシンデレラ”現象デシタ。私もにっこりを意識して素敵な可愛いスマイルシンデレラ(気持ちだけでも、笑)を目指したいと思います。

文/青木貴子


青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。
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