カナダの首都オタワで冬の大イベントに潜入! 絶景と観光を楽しむ大人女子旅

オンタリオ州にあるオタワはカナダの首都。オタワの北に位置するオタワ川でフランス語圏のケベック州と隣接しており、オタワに暮らす人は英語とフランス語を自然に使いこなしています。冬は平均気温が-10℃前後で最低気温が-20℃を下回ることも。寒さが厳しい冬だからこそ楽しめるイベントがオタワにはあります。それが「ウィンタールード」。毎年60万人近い人が訪れる一大イベントをご紹介します。

世界遺産でスケートができる贅沢!

今年で42周年目を迎えた「ウィンタールード」は1月31日~2月17日に開催されました。数ヵ所の会場で冬ならではの催し物をさまざま楽しむことができます。ダウンタウンを流れるオタワ運河も会場のひとつ。全長202キロあり、2007年にオンタリオ州初のユネスコ世界遺産に指定された運河。

冬になるとこの運河のダウンタウンに近い7.8キロが天然のスケートリンクとなり、世界で一番大きな天然アイススケートリンクとしてギネス認定もされています!

今年はオタワも暖冬のせいか2月初めの時点では、スケートできる基準としている氷の厚みが30cmになっていない区間もあり、スケートできる場所が限られていましたが、運河上には温かい飲み物や食べ物を売るお店やスケート靴のレンタルショップが出現。休憩できるベンチやストーブまで置かれ、それぞれのペースでスケートを楽しむことができます。

オタワ川を挟んだ対岸のガティノ市(ケベック州)にあるジャック・カルティエ公園は「スノーフレーク・キングダム」の会場となり、ジップラインや雪の大きな滑り台で大人も子供も大はしゃぎ。雪の彫刻もあり絶好のフォトスポットになります。

スパークス通りでは氷の彫刻の国際コンペが開催。氷で彫刻を創り上げていく繊細かつ大胆な作業の様子は興味深く、寒さを忘れて見入ってしまうほど。参加国はラトヴィアやロシア、フィリピンなど国際色豊かで作品にもそれが表れているように感じました。

寒い時期だからこそ雪や氷と戯れ、楽しめる「ウィンタールード」。オタワっ子に交じって期間限定のスペシャルなオタワを体験してみてはいかがでしょう。

オタワで外せない観光スポット

①カナダ国会議事堂

昨年より10年間をかけての大改修を始めた国会議事堂。改修中は今まで訪問可能だったセンター・ブロックとピース・タワーは閉鎖されていますが、議会機能が移されているウエスト・ブロックのガイドツアーが新たに始まりました。
改修時期にしか入ることのできないウエスト・ブロックのスペシャルツアーはある意味レア。BBQなどにも利用されていた中庭に議場を移したそうですが、建物の外にあることがわかるような造りとなっており、洒落ています。グッズショップには議事堂限定のアイテムもあるので要チェック。

②カナダ歴史博物館

首都オタワには自然、美術、航空や戦争などさまざまなジャンルの博物館、美術館があり、興味のあるものが必ず見つかるほどの充実ぶり。その中でもカナダ歴史博物館は、カナダの歴史を先住民時代から現代までたどることができます。多くの展示物と詳しい解説で、各セクションがとても濃い内容。じっくりみているとあっという間に時間が過ぎているので、半日いても足りないほどかもしれません。一階のグランド・ホールには先住民族のトーテムポールがあり必見。その大きさに圧倒され、部族間での造りの違いが面白いですよ。

バイワードマーケットでグルメを堪能

③バイワードマーケット

カナダで最も古く大きなマーケットの一つである「バイワード・マーケット」はオタワ滞在中、一度は必ず訪れる場所。レンガ造りの建物内のショップのほか、その周りにもレストランや生鮮食料品、メープルシロップをはじめとするお土産や雑貨を扱うショップなど、様々なお店が多く集まっており、市民にも愛されているマーケットです。

このマーケット内を食べ歩きするツアーがあり、それがセ・ボン・クッキングの「グルメ・フード・ ツアー」。コースによって内容や開催日は変わりますが、私が参加した2時間のツアーでは、8軒のお店を巡りピザ、タコス、カップケーキなどをいただきました。わずかな時間でマーケットを堪能できる内容です。

C'est Bon Cookinghttp://www.cestboncooking.ca/

オタワはレストランチョイスも悩ましい

オタワには美味しいレストランが多く、限られた滞在中どこに行こうか迷いそうですが、おすすめのレストラン2軒をご紹介します。

1軒目は氷の彫刻が展示されていた、歩行者天国のスパーク通りにある「リヴィエラ」です。かつて銀行だった建物を利用しているので天井が高く広く感じる店内は、照明を抑えめにしてシックにまとめた大人の雰囲気漂うレストラン。美味しい食事を目当てに次から次へと人が来ます。

2軒目は「プレイ・フード&ワイン」。バイワードマーケットにほど近く、アメリカ大使館の目の前と好立地にあり、地元の人にも人気です。一皿を前菜のサイズにしており、みんなで何皿かをシェアして料理を楽しんで、というコンセプトは、いろんな料理を少しずつ食べたい女性の気持ちをくすぐります。その日に手に入る地元の新鮮な素材を使って作られた料理はどれも美味しく、ワインにもよく合います。

スタイリッシュなホテルは元YMCA

オタワで宿泊したホテル「メットカーフホテル」は2017年にブティックホテルとしてリニューアルオープンしたホテルです。国会議事堂まで徒歩5分ととても便利な立地。レセプションに飾ってあるチェストやラケットはYMCAだった時代を思い起こさせ、一階部分は中庭にリビングが出現したようなオシャレな造りで寛げます。

部屋は落ち着きのある家具とシックな装いで大人の上質な空間となっています。

次回はいつ訪れようか迷うオタワ

オタワには他にも見どころがたくさん。例えば古城のようなフェアモント・シャトー・ローリエホテルの横、プラザ橋下には現在も人力で開閉されている8つの水門を間近に見ることができます。オタワ最古の教会「ノートルダム寺院」は外観のシンプルさからは想像できないほど内部の美しさに目を奪われ、時間が過ぎるのを忘れるほど。冬は雪が景色を3割増しぐらい天然加工でキレイにしてくれる気がします。防寒具でしっかりと寒さ対策をして、冬のオタワへ遊びに行きませんか。

取材協力:カナダ・オンタリオ州観光局http://www.ontariostyle.com/
オタワ観光局https://www.ottawatourism.ca/

写真・文/YUKI YONEI

YUKI YONEI/フリーライター
ナビゲーター
YUKI YONEI/フリーライター
ヨーロッパやアジアでの生活経験を活かして、主に海外旅行、ワイン、食に関しての記事を執筆中。F1からバレエまで趣味のふり幅はかなりあり。ワインはWSET Advanced Certificateの資格保有。
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