「ココどこ?」NYの流行ツウが明かすフォトジェニックなおしゃれアドレス10

今年もあっという間に5ヵ月が過ぎてしまいました。6月のニューヨークはみんなお出かけモード(笑)。ショッピングや、グルメなどやりたいことはたくさんあるけど、やっぱりハズせないのが、美術館やギャラリーなどのアートスポット巡り。お天気がいいのも手伝って、今回は外へ飛び出し、ストリートアート探索を決行しました。

今回、世界で活躍中の日本人アーティストHARUKAさんが、NYに滞在していて、彼女がNY滞在中に必ず訪れるというニューヨークならではのアートに出合えるおすすめスポットや、インスパイアされているアーティストの作品を案内してもらえることになりました❤️


美術館では味わえない自由な表現力が魅力

©︎HARUKA

❶ "Fight for Street Art"   @147 Bedford Avenue, Brooklyn

まずは、グラフィティアートが多く点在するこちら、ブルックリンからスタート!中でもチェックしておきたいのが、ブラジル人アーティストEduardo Kobra (エドゥアルド・コブラ)の作品。

写真家、Michael Halsband (マイケル・ハルスバンド) によって撮影されたあまりにも有名なバスキアとアンディ・ウォーホールが闘っているという風刺の効いた写真をモチーフにして描かれています。
コブラはこの3人のファンだったことでも有名で、彼らのホームページにお金を払ってまで描かせてもらったそう。

©︎HARUKA

❷  "Mount Rushmore of Art" @210 10th Ave, Chelsea N.Y

ニューヨークのマンハッタンにもストリートアートは溢れています。
HARUKAさん曰く、ギャラリー街としても知られているチェルシーや、LESはストリートアートも多く、散策におすすめだそう。

上の壁画(ミューラル)は、TOP画像で、HARUKAさんが撮影していたもの。左からアンディー・ウォーホル、フリーダ・カーロ、キース・ヘリングそしてバスキアが描かれています。青空と相まって、まさに“映える”写真が撮れること確実。

©︎HARUKA

➌ "Tolerance" @130 10th Ave, Chelsea N.Y

日本でも過去に、西武百貨店のキャンペーンの装飾を担当したりと、すでにコブラの作品を目にしたことがある人も多いハズ。
ここニューヨークでも、ブルックリン、チェルシー、ミッドタウンなど、彼の作品はいろいろなところで見つけることができます。これは、ガンジーと、マザー・テレサが描かれた作品。

コブラの作品を続けて見ていきましょう。

©︎HARUKA

 ❹  "We Love NY2"  @298-200 W 21st St, Chelsea NY

コブラの作品は、モノクロのヴィンテージ写真をモチーフに、カラフルな色彩を分割してのせることによって、鮮やかに蘇らせているのが特徴。

彼の故郷、ブラジルならではのラテンのリズムや、躍動感に、ニューヨークの街のパワフルさがミックスされて、さらに強いエネルギーを感じますね。
理論物理学者のアインシュタインがお茶目。この写真のようにイエローキャブを写りこませて撮るとさらにNY感がUPしますよ(笑)。

©︎HARUKA

❺ "The Braves of 9/11 ”  @780 Third Avenue, Midtown N.Y 

こちらの作品は、世界同時多発テロ事件で、人命救助の為に戦い、命を落とした消防士の栄誉を称えて描かれたもの。

ストリートアートは、大衆の目に触れる機会が多いことから、こうした愛 (Loveやハート)や、平和を題材にしたメッセージ性のあるものも多く心をうたれますね。

NYだからこそ実現する豪華アーティストの競演

©︎HARUKA

❻  ”Double Micky "   @Houston & Mott st.Nolita. NY

ダウンタウンに移動してランダムにアーティストを見ていきましょう。

SOHO近くで発見したのは、陽気なミッキー。NY出身のアーティストJerkface の作品。アニメのキャラクターをモチーフに描かれた、ポップな作風で観る人を陽気な気分にして元気にしてくれる、HARUKAさんもお気に入りのアーティストの一人です。

ミッキーマウスなんて・・・ディズニーの著作権とか大丈夫なんですか?と、素人ながらも心配してしてしまいましたが(笑)実は、著作権にも期限があるそうで、ヴィンテージのミッキーはすでに著作権切れでコピーフリーなのだそう。

©︎HARUKA

❼  "LOVE is The Answer"  @229 10th Ave Chelsea, N.Y  

またまた、チェルシーに戻ってきて、ギャラリーのドアに描かれているアインシュタインを発見! Mr.Brainwash (ミスターブレインウォッシュ)こと、Thierry Guetta(ティエリー・ゲッタ)の作品。(コブラを含め、アインシュタインを崇拝してモチーフにしているアーティストは案外多いんですね)

Mr Brainwashことティエリーにもう少し触れておくと、彼はもともとビジネスマンから映像作家に転身し、ストリートアートを撮影していくうちにBanksy(バンクシー)と出会い、彼のドキュメンタリー作ったんですが、それが駄作(?)だったため、逆転してティエリーがアーティストとして作品作っているとこるを、バンクシーが撮影することに。

そのビデオがきっかけでアーティストとして開眼し活動をスタート。結局、バンクシーが撮られたビデオは世に出回ることなく、正体は謎のまま。一説にはMr.Brainwashが実はBanksyなのではないのかとも言われていたり。

Mr.Brainwashは、チームで創作活動をしているそうで、ティエリーは、アーティストなのか、実業家なのかも不明。そんな謎の多いアート業界。背景を想像しながら鑑賞するのも楽しみ方の一つ。

©︎HARUKA

❽ "Space Invaders" @324 west 14th Street Chelsea, N.Y

こちらのモザイクタイルで描かれたキュートな作品はINVADOR(インベーダー)のもの。80年代を一世風靡したインベーダーゲームがモチーフ。ニューヨークの街のみならず、世界中に作品を残していく「Invation(侵略)」というプロイジェクトの一環でもあります。

すでに日本でも見つけることができるそう。発見したインベーダーたちを撮影してポイントを貯めていく「FlashInvaders」というスマートフォンのアプリまで開発し、ゲーム感覚でアートを楽しめるというのもなんとなく今どきですよね。

余談ですが、前出のMr.Brainwash(ミスターブレインウォッシュ)の従兄弟(いとこ)というのもアート業界では有名な話だそう。(笑)

©︎HARUKA

❾  "AMOR" @520 West 28th Street, Chelsea, N.Y 

こちら、昨年に惜しまれつつ逝去した有名すぎるアーティスト Robert Indiana (ロバート・インディアナ)のスカルプチャーがチェルシーのハイラインに隣接する Kasmin Gallery(カスミン・ギャラリー)屋上に出現。

ニューヨークのミッドタウンにすでに同じシリーズの、「LOVE」と「HOPE」がありますが、英語の「LOVE」、ヘブライ語の「AHAVA」、スペイン語の「AMOR」3作品が揃うのは初めてだそう。アーティスト亡き後も、こうやって作品が受け継がれていくのを見るのは感慨深いものがありますね。

セレブもラブコールを送る新感覚のアーティスト

上の写真のキュートなお方が、今回のアート巡りのナビゲートをしてくれたアーティストのHARUKAさん。この4月にニューヨークで行われたART EXPO (アートエキスポ)でも注目を集めていた日本人アーティストの一人。

©︎HARUKA

アーティストとしてだけでなく、デザイナーとしても活躍している彼女の作り出す作品は、強くて美しい女性や音楽からインスピレーション。GINGER世代にも馴染みのあるファッションアイコン、モデルのケイト・モスや、シンガーのマドンナ、女優のマリリンモンローなどをモチーフにスケッチや、さまざまな素材を用いて表現され、とにかくおしゃれでカッコいい。

©︎shohei shibata

美容業界や、海外生活で培った柔軟な感性と、独自のセンスで見るもの、感じたことをどんどん吸収して前に進んでいくHARUKAさん。

「自分の成長とともに、作品もどんどん変わっていっていいと思うんです。変わるのは自然なことだし、変わることでさらに発見もあるから、その変化が自分自身でも楽しみ」と語ってくれました。

そんな彼女が、日本に帰国して早速手がけた仕事は、ファッションブランド MADE IN WORLD★&CO の東京/原宿の旗艦店オープンを記念して描かれたミューラル。

©︎shohei shibata

海外のセレブたちからも支持されている彼女の作品は、マイアミのギャラリーにも展示され、再来年にはNYのロウアーイーストサイドで単独の個展も決まっているそう。これからも彼女の活躍から目が離せませんね。

彼女の描いたミューラルは、すでに原宿のフォトジェニックなスポットとしてSNSに上がっています。ぜひ、チェックしてみて。
MADE IN WORLD★&CO 
住所:東京都渋谷区神宮前4-28-7

彼女の作品はウエブサイトでチェックでき、購入可能です。

HARUKA HARADA/hrkart.
https://www.hrkartgallery.com

cHIROMI YAMADA

❿  "STOP WARS" @391 Christopher Street, West Village N.Y

5月末のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)に、朝、家の近所を散歩をしていたら、「あ、こんなところにも・・・!  しかもSTOP WARSとは、なんだかタイムリー」と、コブラのミューラルを見つけて嬉しくなりました。

皆さんも、今回の記事を参考にお宝アート探ししてみては? See ya!

TEXT/HIROMI YAMADA


HIROMI YAMADA /スタイルマーケットエディター
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HIROMI YAMADA /スタイルマーケットエディター
NY在住エディターライター、イメージコンサルタント。ファッョンスタイリストとしてキャリアを積み、渡米。現在は雑誌やウェブメディアを中心に、ディレクション、コーディネートから、執筆までを担当。衣美食住のすべてにアンテナを張り巡らせ、誰よりも情報通。
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