知る人ぞ知るクラフトジン「季の美」を存分に楽しめるニュースポット

クラフトジンを専門に造る京都蒸溜所は、2015年創業、翌年に生産、販売を開始。京都蒸溜所のアイコン的なジン「季の美 京都ドライジン」は、国内外で高い評価を受け続けています。その「季の美」の世界観を堪能できるブランドハウスが6月中旬にオープンしました。築100年以上の町家を改装したハウスでは、日本のクラフトジンをリードする「季の美」を楽しめ、理解を深めることができるようなさまざまな工夫がなされています。

そもそもジンとはどんなお酒?

ジンは、スピリッツ(蒸留酒)の一種で、農作物由来のアルコールにジュニパーベリーを含むボタニカル(ハーブやスパイス)で香りづけをします。瓶詰時のアルコール度数が37.5%以上であれば、ジンを名乗ることができます。

私たちが目にする多くのジンは、ロンドン・ジン。蒸留した農作物由来のアルコールに天然のボタニカルを加えて再蒸留する、など他のジンや蒸留ジンよりも厳格なルールで造られています。ドライで爽やかな味わいなので、カクテルのベースで大活躍。シンガポール・スリングもジンがベースのカクテルです。

ジンは素材にこだわらなければ、比較的コストをかけずに造れるお酒です。その概念を大きく覆し、材料にとことんこだわって造られたプレミアムジンが京都蒸溜所の「季の美 京都ドライジン」です。日本においてクラフトジンの先駆者といっても過言ではないでしょう。

「季の美 京都ドライジン」のこだわり

ジンのベース・スピリッツにライス・スピリッツ、つまりお米を使用したのも京都蒸溜所が初めてです。ブレンドは伏見の水を、厳選した11種類のボタニカルには、 京都産を主とするユズや玉露、山椒、そしてヒノキなど、日本を強く感じられる素材が多く含まれています。

造り方もユニーク。通常、ジンはベース・スピリッツに数種類のボタニカルを同時に加えて浸漬、蒸留しますが、「季の美」はまず11種のボタニカルを6つのエレメント(要素)に分けて抽出します。エレメントごとに別々に浸漬、蒸留して6種類の原酒を造ります。この原酒をブレンドし、伏見の水を加えて度数調整を行います。

手間がかかっても、すべてにおいて最高品質のジンを追求しているのです。国産、京都産の原料にこだわる姿は、テロワールを大事にするワインの造り手と通じるものがあり、「季の美」が京都の個性を強く表現しているのにもうなずけます。

それは京都の唐紙屋「雲母唐長」による、ボトルのデザインからも感じることができます。

プレミアムドライジンをテイスティング

実際飲んでみないことには始まらない!ということで、「季の美」「季の美 勢」「季のTEA」の3種類を家でテイスティングしてみることにしました。

季の美を緑茶割りで。落ち着く優しい味わいに気分もリラックス

「季の美」をまずはオンザロックで飲んでみましたが、ジンの根幹をなすジュニパーなどの香りとともに、ユズやシソの日本的なボタニカルの上品な味わいが口の中に広がりとても爽やか。気品ある味わいはカクテルにしても失われることはなく、海外で大人気なのも納得です。

「季の美 勢」は「季の美」と同じ11種類のボタニカルを使用していますが、アルコール度数が54度と高め。爽やかななかにも力強さを感じられ、オンザロックにするとまろやかさが引きたちます。ジントニックにして飲むとその育ちの良さがさらに際立ちます。

「季のTEA」は宇治の老舗「堀井七茗園」のお茶を使用しています。グラスに注ぐとふわっとお茶の香りが立ち、味わいにもしっかりとお茶のニュアンスを感じることができ、「和」をより強く深く味わえるジンに仕上がっています。

京都発のクラフトジンに酔いしれる

「季の美」ワールドを堪能することが出来る「季の美 House」は2階建てとなっています。1階には、店舗限定商品を買うことができる「お店の間」、季の美をベースにしたカクテルや軽食を提供する「季の美の間」、そして会員制バーの「ジンパレス」があります。

2階にはジンの歴史や製造工程などを知ることができる「展示の間」、「季の美」をより深く学べるセミナーを実施予定の「混和の間」があります。

京都の職人により手がけられた館内のインテリアは、どこにいても「季の美」イズムが感じられるようになっています。京都の職人による内部のインテリアなどからも「季の美」を感じ、酔いしれることが出来ます。

「季の美 京都ドライジン」の奥深い味わいを体感しに「季の美 House」を訪れてみてはいかがでしょうか。

京都蒸溜所
住所:京都市中京区河原町通二条上る清水町358
営業時間:12:00~21:00(20:30LO)
定休日:月曜日
https://kyotodistillery.jp/
※8月1日現在の情報です。最新の情報は公式HPで確認されてからお出かけ下さい。  

YUKI YONEI/フリーライター
ナビゲーター
YUKI YONEI/フリーライター
ヨーロッパやアジアでの生活経験を活かして、主に海外旅行、ワイン、食に関しての記事を執筆中。F1からバレエまで趣味のふり幅はかなりあり。ワインはWSET Advanced Certificateの資格保有。
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