ゆるくて、笑えて、感動も!『忍びの国』がエンタメ全開で面白い理由!

7月1日(土)より公開中の『忍びの国』。嵐の大野智さんを主演に迎え、石原さとみさん、鈴木亮平さん、伊勢谷友介さんら豪華キャストが脇を固めます。織田信長時代の忍者を描く本作、さまざまな魅力が溢れています。今回はその魅力をご紹介します。

魅力1:時代劇だけど、とにかくゆるくて面白い!

この映画は戦国時代、伊賀忍者と織田信長軍との間に起こった“天正伊賀の乱”を題材にした同名小説を映画化したもの。史実を元にした小説の映像化ということで、動乱の時代の物語が展開されます。

しかし、映画が始まってすぐに異変に気付きます。

「何か、良い意味で、凄くゆるくない?」と。

嵐の大野智さんが演じる無門を始め、出演者がみんな少し抜けた感じのキャラクター。数多くの戦が描かれながらも決してシリアスにはならず、とにかくゆるい雰囲気が続きます。

しかも、それがとても心地良くて面白いのです。

時代劇ということで、作品的には気になるけど何だか難しそう・・・と敬遠してしまう方がいたら、それはもったいないです。とにかく、万人が楽しめるように演出されているので、興味をのある方はぜひ映画館に足を運んでください。

魅力2:大野智さんの“らしさ”が全開で魅力満載!

嵐の大野智さん。嵐のファンの方だけにとどまらず、幅広い層から愛されているのが方ですよね。

大野さんには様々な魅力があるかと思いますが、私個人的にはマイペースで親近感の湧く感じがとても好きです。

そんな大野さん自身の魅力が、今回演じている無門にも宿っています。どこかゆるくて、マイペースで、親近感が湧く感じ。嫌味が一切無く、物語が進むにつれ、その不思議な魅力にどんどんハマっていきます。

無門を他の俳優さんが演じることは想像ができません。それくらいに大野さん自身の魅力と融合した、最高の愛されキャラに仕上がっています。

魅力3:石原さとみさん演じるお国の“強い女性”が素敵!

本作はほとんどが男性出演者なのですが、その中で存在感を示す女性が主人公無門の妻、お国を演じる石原さとみさん。

石原さとみさんは昨今ドラマに映画に引っ張りだこですが、その中でも本作のお国は相当なハマり役だなと思いました。

お国は思ったことはストレートに物申す女性。しかもそれらは文句ではなく、時に質問形式で未来の役に立つ答えを導くものになっています。

男女問わず思ったことをなかなか口に出さない事の多い日本人。その奥ゆかしさが美徳とも捉えられていますが、お国の上品な物言いながらも思ったことをズバズバ言う振る舞いのほうが、むしろ美徳を感じました。
このお国のテクニックは、人に意見を伝える際の理想的なお手本として、参考にしてみてもいいのではと思いました。

魅力4:悩み苦しむキャラクターたちに心動かされる!

無門以外にも、ゆるさ溢れるキャラクターたちが多数出演します。

そんなキャラクターたちの中で真逆の印象、つまり超真面目を貫くのが鈴木亮平さん演じる下山平兵衛とHey! Say! JUMPの知念侑李さん演じる織田信雄。

このふたりはとにかく真面目。ゆるい登場人物たちに振り回され、悩み苦しむ役なので、時に同情心すら抱いてしまいます。

・下山平兵衛は殺された弟の復讐を果たしたい。

・織田信雄は父親(織田信長)に認められたい。

それぞれ高い壁の前で、もがき苦しむドラマが展開されます。ふたりが迎えるラストには心動かされること間違いなしです。

魅力5:大迫力の忍者アクションに興奮!

本作は時代劇であり、忍者の戦いを描くため、アクションシーンがたくさんあります。
時代劇としての合戦シーンもあれば、忍者として人間離れした技を繰り出すシーンもあります。

“誰が見ても楽しめる、ゆるい時代劇”ということもあり、大迫力のアクションもエンタメ性が高く、
非常に見応えがあり面白いものとなっています。

特に大野智さん演じる無門のアクションは必見。国一番の忍者と言われているので、その人間離れした技は凄すぎて笑ってしまうほどでした。

魅力6:最後は感動!そして驚き!

映画の大枠は伊賀忍者と織田信長軍との戦い。

これがただ戦って終わりではなく、心理戦を仕掛けてのどんでん返しまであるので、とてもとても面白いのです。

戦いの中で描かれる夫婦愛や家族愛、苦悩や悲しみなども、ゆるさが溢れる世界観だからこそ、逆に印象に残るものに。

クライマックスで描かれる登場人物たちそれぞれの結末には思わず感動。ホロリときてしまいました。

まとめ:無門とお国に生き方を学ぶ

主人公の無門はとてもゆるいキャラですが、やる時はやる男。その緩急のバランスがお見事です。また、妻のお国はぶれない価値観がカッコ良い女性。

このふたりの生き様、そして発する言葉ひとつひとつに心が揺さぶられます。

自分らしさを失わずに、緩急付けて素直に生きる。
そんな当たり前だけれど大切なことを教えてくれる夫婦です。

女性客が多い映画ですが、男性でも楽しめる要素がたくさん。
老若男女問わずに楽しめる作品ですので、この夏の注目作としてぜひチェックしてください!

文/柳下修平


『忍びの国』
全国東宝全国東宝系にて公開中
監督:中村義洋
原作・脚本:和田竜(『忍びの国』新潮文庫)
出演:大野智、石原さとみ、鈴木亮平、知念侑李、マキタスポーツ、平祐奈、立川談春、國村隼、伊勢谷友介 ほか
配給:東宝
上映時間:125分
公式サイト:http://www.shinobinokuni.jp/index.html
(C)2017 映画『忍びの国』製作委員会

柳下修平/映画メディア編集長
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柳下修平/映画メディア編集長
映画メディア"シネマズby松竹"編集長、映画ブログ"Cinema A La Carte"運営。映画の楽しさ、面白さを発信することを主眼としてポジティブな言葉で新旧映画の情報を発信。1986年生まれ B型。
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