大切な人へ。気持ちを伝える道具をそろえる【大人のたしなみ】

ファッションのみならず、食やインテリアまで、自身のこだわりに叶ったモノに囲まれた心地よい暮らしを楽しむ、スタイリスト青木貴子さんの連載「おしゃれを彩るモノ語り」。 青木さん自身のスタイルを構築している要素 = 身のまわりのモノたちについて、 お気に入りの理由、そのアイテムの魅力や背景、使い心地や着心地、 どんな時間をそのモノと共有してきたのか・・・など、大切なモノたちにまつわる物語を綴っていただきます。 


今回は、温もりを感じさせるメッセージを伝えるための、ペーパーアイテムにまつわるストーリーです。(編集部)  

心が伝わる、文字を綴るというコト

最近手書きのカードや手紙を書きましたか? インターネットが普及してからというもの、めっきり手書きで何かを伝えることをしなくなったひとも多いのではないでしょうか?
実際に文字を綴ることは「相手の人を思って伝えた」という気持ちがメールとかよりもやっぱり強く伝えられる気がします。平坦な画面上の文字では表現されない“人となり”もしっかり相手に感じてもらうことが出来ます

手書きの書ってもらっても嬉しいですし、感銘したら残すことも出来ます。誰かにしてもらって嬉しいことは誰かにしたい! だから私は手書きの書やメッセージカードを出来るだけ積極的に書くようにしています。

大のお気に入り、クレイン社のカードセット

いつでも思い立ったときに送れるよう、カードセットは常備をしています。なかでもアメリカ、クレイン社のカードセットは切らさず数種類揃えています。

ここの紙はきめ細かい繊維のコットン100%、素材の良さが醸す上質感が魅力です。適度な厚みと質感で書き味抜群!書きやすいだけでなく、なんと文字が綺麗に見えるのです。そして洗練されたシンプルなデザインが最大のお気に入りポイント。気の利いたメッセージカード選びで悩んでいるなら、クレインのカードセット! 絶対の自信を持ってオススメできます。

印象に残る、意味深いカード選び

こちらはアンディ・ウォーホールのイラストによるカードセット。見ての通り靴のイラストですが、こちらは新しい門出を迎えるひとにメッセージを送るときなどに使っています。

ネコ好きにはたまらないネコカード

ネコ好きさんにカードを渡すときはこちらのカードが大活躍。ふとした瞬間のニャンコのポーズを描写したキュートなカード、これもウォーホールのものです。

送る相手の趣味に合わせたカードを選ぶことも「あなたのことちゃんと見据えてカードを選びました!」という思いやりの心使いが相手に伝わり好印象のようです。ちょっとマニアックな絵柄のカードはカンバセーションピースにもなります。センスの光るカード選びを心がけたいと思っています。

小さいのに気持ちを大きく伝えられるプチカード

気持ちをさりげなく伝えたいときに、あると使えるプチカード。私は名刺サイズのちっちゃなカードを手帳のカバーに忍ばせて持ち歩いています。

これ、気持ちを伝えたい急場の時や、その日に会うひとのお誕生日が当日だった!なんて場面に大活躍。訪問先のひとが外出していた、なんてコトありますよね? そんなときもポストイットでメッセージを残したりするよりもプチカードを置いておくほうがエレガント、素敵な余韻を残せます

ポチ袋でお金の受け渡しも上品に!

例えば誰かに立て替えてもらっていたお金や、お願いしていた品物のお支払いなど、現金の受渡しをする機会って意外とありますよね。そんなときに現ナマを渡すのではなくポチ袋に入れて渡されたら、奥ゆかしい感じがするものです。

最近は写真のような可愛いポチ袋がたくさん! 鶴と松や千鳥のポチ袋を見つけたときは、なんだかほのぼのとして思わず笑みが浮かんでしまいました。こういうのを見ると、ついつい買っちゃう。ポチ袋も1〜2枚手帳のカバーにはさんでいます。不意にお金を受け渡すことになったとき、さらりとこんな袋に入れて渡せると、おっと一目置かれます。大人のたしなみ、平常の心がけや用意が素敵に出来たら良いなぁと常々思っておりまーす。

文/青木貴子
撮影/植一浩

青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。
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