「コミュニケーション上手なひと」がモテる理由とは?スタイリスト青木貴子がナビ

話すとき自分本位だったり、高圧的だったり、嫌味だったり、トゲトゲしていたりイライラしていたりセカセカしていたり、そんなひとを嫌な気持ちにさせるひととは関わりたくないですよね?『関わりたくない=会いたくないひと』。だとすると、そういうひとでないことに『関わりたい=会いたくなるひと=魅力的なひと』(反面教師的発想!)となれるヒントがありそうです!

“嫌のサイン”を見逃さない

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何人かで集まって何かの話題を共有するとき、必ずそこには肯定派と否定派、関心ある派と無関心派が存在します。なので盛り上がるひとと、そうでも無いひとが混在。誰しもまったく同じ考えを持っているはずが無いので、当然といえば当然のことです。

大人になると、興味がなくても話題には参加するし、場の空気を乱さぬ振る舞いをするので、あまり問題が起こることはありません。でも明らかにつまらなそうとか、悲しそうとか、機嫌悪そうといった雰囲気が誰かから醸(かも)され、話題の転換を図るような行動が見えたら、ハタと考えてみる必要が有るやもしれません。例えば甲殻類アレルギーのひとの前で、カニしゃぶ行こう!とか、虫が大っ嫌いでアウトドア的なことに拒絶反応を示しているひとの前でみんなでキャンプに行こう!と盛り上がってしまっていたり、そんな理由はないかしら?と。

会話のテンポや態度が変わってきたら、ノリが悪いのとは違う“嫌のサイン”ではないかしら? 無理強いの会話になっていないか、相手の気持ちを慮(おもんぱか)ることが大切なのではないかと思います。私もこれでひとに嫌な思いをさせてしまったことがあり、反省しきり。

つい盛り上がると忘れがちだけれど、みんながみんな同じ考えではないと言う基本的なことを心に留めながらいられたら、楽しい対話の場を作り上げることが出来る素敵なひとになれると思います。

自分の気持ちを隠さない

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さて相手の気持ちを慮る大切さについて書きましたが、自分の気持ちを隠さないということも場を円滑に運ぶには重要です。大人だから場の空気を読んで周りに同調する姿勢も必要ですが、前途の例えのように本当に苦手だったり自分が楽しく同調できない嫌な話題になったときは、やんわりと「苦手なんだよね」「自分は参加できないから」と笑顔でまたは感じよく(←ここ重要)伝えることが大切と思います。

〈なんでこんな嫌な話題に話を合わせなきゃならないの!〉と心の中で怒ったり、機嫌悪くなったり、自分のなかだけで嫌な感情を増幅させるのはNG。ひとはあなたの心の中は読み取れないからです。嫌な気持ちを断ち切れるのはあなた自身! 明るい感じで心中を伝えれば「あ、ごめんね。わかった」とか「そうなんだ、そしたら何が得意?」なんて具合に話題転換がなされるはず。

場はそんなに簡単に崩れないもの。無理して合わせることもありません。それよりも、自分の本当の気持ちを伝えることでより深いコミュニケーションが図れると思います。それこそ腹を割った会話が出来るって楽しいですもん!

自分の感情はコントロールする

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誰かとのコミュニケーションにおいて、自分の気持ちをうまく伝えられずフラストレーションを抱えてしまった。消化不良の感情を収めきれず、相手に向かって放ちたくなってしまった。そんなときもありますよね。その相手が大切なひとなら、ここで溜め込まず気持ちを伝えることが肝要です。そこで大切になってくるのが伝え方。

前途『自分の気持ちを隠さない』ことが大切と書きましたが、決して『自分の感情を隠さない』ではないので要注意。
気持ちはどういう心持ち(=考え)であるか、です。感情は純粋に湧き上がるエネルギーみたいなもの。相手に伝えるべきは気持ちであって、感情をぶつけると相手は受け止めかねてしまうことが多いから。同じことでも理知的に伝えるのと、感情的に話すのでは相手に伝わる意味や浸透率が違ってきます。ネガティブな思いに囚われ、感情的になって相手に伝えて、良いことはきっとひとつもありません
のっけから機嫌悪い声で「あのときはああだった!こうだった!」と言われても、相手は「え、なになになにっ!?」と一気に警戒したり、反発したり、触発されて怒りの感情を持ったりします。こうなったらまとまる話もまとまりません。

伝えるべきは感情を整理した気持ちです。真に伝えたいと思っていることや、関係性において改善したいことなどは普通の口調で「あのときはこう思ったの、だからこうして欲しい」というように穏やかに伝えると相手も冷静に真摯に受け止めてくれると思います。お互いがお互いを慮る、そのことこそがコミュニケーションを上手くする最大の秘訣

気持ちの理解力の高いひとには安心感を覚えますし、近くにいて欲しいと思います。そういった相手が周りにいないというあなた。もしかしたら、いないのではなく遠ざけちゃっているのかも。素敵なコミュニケーションを作り出していくのは自分自身の感情コントロール力にかかっているような気がします。思っていることを気持ち良く伝えてくれるひとは誰から見ても魅力的、です‼︎ 

文/青木貴子


青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。
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