“ムダ遣い”を元手に貯める!?【貯金30万円→1,000万円への道】

皆さんこんにちは、新米エディターのNです。趣味はネットショッピング。可愛い服や小物を探してはせっせとポチる毎日です。でも最近、浪費してばかりの生活に不安を覚えはじめて。現在の貯金額は…言えません!「貯金? 1,000万くらいかな」とか言ってみたい!  というわけでこのたび、ザ・浪費家タイプでしかもズボラなわたしも「富女子」の仲間入りをすべく、勝手に不定期連載をスタート。名づけて「貯金30万円→1,000万円への道」(あっ、貯金額バレちゃった)。
 今回は、『「不安なのにな~んにもしてない」女子のお金入門』という、まさにわたしのために書かれたような本を執筆されている、ファイナンシャルプランナーの荒木千秋さんのもとを訪ねました。 

「何となく不安」の原因は?

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――初めまして。今日は、私のようにお金に対して不安や苦手意識のある女子に、アドバイスをお願いします!

わかりました。さっそくですが、Nさんはどのような不安をお持ちなのですか?

――えっと・・・なんとなく、将来が心配と言うか。今はこの生活でも問題ないのですが、このままじゃダメなのかもって、漠然と思っています。
そういう女性、とても多いんですよ。実は、Nさんのように「貯金ができない」という人だけでなく、ある程度貯金をしていても「不安」という人が多いです。「これだけ貯金があるから大丈夫」と答えられる人はほとんどいません。それってきっと、自分のなかでいくら貯めておけばいいという目標がないせいだと思うんです。老後にこれくらいお金があったらOKという自分なりのプランと、それに向かって一歩一歩進んでいる実感があれば、不安はなくなるはず。そこをないがしろにして、いきなり「貯金を増やさなきゃ」と思うから、不安が消えないのだと思います。

――確かにおっしゃる通りかもしれません・・・目標って、どうやって立てたらよいのでしょうか。

もちろん人それぞれ違いますが、まずは安心できる貯金額をイメージすることです。例えば老後が不安なら、まず60歳以降にどれくらい年金をもらえそうかを知ること。そして、今の生活スタイルにはどれくらいのお金がかかっているかを把握すること。その収支がプラスなら、あまり問題がないから心配しなくていい。逆にマイナスなら、60歳から何年生きるかを考えて、足りない額を算出します。その「足りない額」が、60歳までに貯めるべき貯金額です。

――でも60歳になったときにもらえる年金の額って、どうやったらわかるんですか?

日本年金機構のサイト「ねんきんネット」でシミュレーションすることができます。

――知らなかった! それなら数字の苦手な私にも、計算できそうです。

スタートは早ければ早いほどいい、その理由は?

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――でも私、これから先結婚するかどうかも、子供を産むかどうかもわからないし・・・女性って特に、先が見通せない部分が多いと思うんです。そういう可能性のある人は、ひとまず何を目標にすればいいのでしょうか。

私としては、ライフスタイルが変化しやすい女性こそ、将来を見越してコツコツ準備をすることが大切だと思っています。いつか結婚するかも、転職するかも・・・と考えているうちに、時間って何年も経ってしまうもの。過ぎてしまった時間は絶対に取り戻せないので、迷っている時間は大きな損失なんです。
例えば、私が著書『「不安なのにな~んにもしてない」女子のお金入門』で紹介している個人型確定拠出年金(iDeCo)は、途中で解約することのできない制度ではありますが、積み立て額を変更したり、積み立てを休止することは可能です。あらかじめ想定していなくても、そのときのライフステージによって新しい選択肢もたくさん生まれてくるので、今この段階で悩むほどのことでもないんです。

――確かにお金のことは「今すぐ」やるべきだという話はよく聞く気がします。でも、なかなか実感が湧かないせいか、具体的な行動に移せないんですよね・・・。

例えば、シミュレーションの結果、60歳までに1,500万円を貯めたいと思ったとします。もしあなたが45歳になってから準備を始めるとすると、毎年100万円、1ヵ月で約8万円貯金することになります。もしそのころに、育ち盛りの子供がいたり、家のローンを返済していたりすると・・・それだけの金額を毎月貯められるか、わかりませんよね。でも、同じ目標でも30歳のときに貯め始めたら、月に4万円で済みます。さらに、少し具体的な話になるのですが、「複利の効果」といって、利息分にも金利がつくような金融商品を活用する場合は、同じ金額でも長期間かけて貯めたほうがおトクです。月日を重ねることは、将来絶対に自分を助けてくれるんですよ。

――うーん、確かに若いうちに始めたほうがラクなことはわかりますが、利息の話は難しい! そういう面倒なことはしないでも、預金さえあればいいかなという気もしているのですが、やっぱり資産運用もしたほうがいいんですか?

その気持ちはよくわかります。ただ、政府は今2%のインフレ目標を掲げて、物価を上げようとしています。物価が上がるということは、相対的に、お金の価値が下がるということ。金利で上乗せしていかない限り、あなたの貯金は目減りしている状態になるんですよ。

――ええっ。貯めていても、減っていることになるんですか?

物価が上がって支払うお金が増えるということは、そういうことなんです。最近、積極的に資産運用をしたほうがいい、と言われているのはそのためです。極端な話、現金を預金しているだけでは「得しない」のではなく「損している」とも言えるわけです。

資産運用は楽しんだもんがち!

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――でもまだ貯金すらできていないのに、資産運用だなんて・・・ハードルが高すぎます。ダメ元で質問しますが、私みたいな人間でも簡単にできて、あっという間にお金が貯まる方法なんて、ありませんよね?

それは・・・ないとお答えするしかありません(笑)。ただ、貯金が少ない人でも、始められる資産形成はあるんですよ。
それが、著書でもおすすめしている「ふるさと納税」「個人型確定拠出年金(iDeCo)」「NISA」です。ふるさと納税の最低自己負担は2,000円だけですし、iDeCoもつみたてNISAも、月々数千円からスタートできます。もちろん、同時に貯金を始めることも必要ですけどね。

――数千円でいいんですか!? それは意外。まずは貯金から・・・って言っているうちに時間ばかりたっていくので、同時進行でいいならさっさと始めたほうがよさそうですね。

そうなんです。とりあえず始めてみると、もっと金額を増やせそうだなとか、実感としてわかってくるので、とにかくまず始めてみること。始めることによって、意外と簡単だなとか楽しいなって思えたら、日頃のお金に対する意識も変わってくるはずです。

――楽しい・・・ですか。貯金って我慢しなきゃいけないイメージなので、あまり楽しそうには思えないのですが。

もちろん、できるだけ節約することも大事ですが、節約って限界がありますよね。だったら、自分のできる範囲で新しい選択肢を選ぶほうがわくわくしませんか? 投資や税金の話って、難しいとか怖いとかって思われがちですけど、誰でも「初めて」のことって難しいと感じるもの。例えば女性は初めてお化粧をしたとき、化粧品の使い方も、何から買っていいかも、わからなかったはずです。それと同じで、お金のこともやりながら学ぶうち、面白くなっていくものなんです。

――確かに、今ではメイクくらいパパッとできます。お金も慣れが必要なんですね。

そうです。そもそも買い物でお金を使うこと自体には、皆さん抵抗はないでしょう。でも、投資にお金を使うのは怖い。その違いは慣れているかいないかだけ。投資で1万円損をするのと、買い物で1万円のムダ遣いをするのと、本当は一緒なんですけどね(笑)。Nさんは、最近ムダ遣いした記憶ってありませんか?

――うーん、そうですね、そういえばジムに毎月1万5千円くらい払っているのですが、最近あんまり通えていなくて・・・。

そしたらそのジムをやめて、1万5千円を貯金や投資に回すのはどうでしょう? 

――なるほど、どうせ使っている分の使い道を見直すだけなら、無理に節約を頑張らなくても済みますね!

そうです。1万5千円もあれば、立派な貯金になりますよ。

――早速やってみようかな。そこで先ほどの、「ふるさと納税」「iDeCo」「NISA」ですよね。詳しく教えてください!

⇒後半の記事「やるべきことは3つだけ!【貯金30万円→1,000万円への道】」はこちら

*教えていただいたのは・・・

ファイナンシャルプランナー 荒木千秋先生

『「不安なのにな~んにもしてない」女子のお金入門』
荒木千秋 著/講談社

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