無観客競馬ってどんな感じなの?

競馬の面白さをアラサー女子に知っていただくために、競馬番組キャスターのコエミこと小泉恵未がさまざまなトピックスをお届けしています。 
今回は、現在日本で行われている無観客競馬についてお伝えします。  

競馬にも大きな影響が・・・

競馬の世界において、特に海外競馬に挑む馬達にとって、コロナウイルスの影響は多大でした。
「何日までなら入国可能?」「馬は行けるけど騎手が行けない?」「特別VISAの申請は?」「レース自体開催中止!!」と時事刻々と状況が変化し、陣営は翻弄されています。


海外競馬は相次いで中止!


イギリス、フランス、ドイツなど、既に来月まで競馬中止を発表している国も多いです。 40頭で障害を飛び越える英の人気レース・グランドナショナルも中止になりました(上の写真)。 

そんな中、今も日本競馬は無観客で頑張っています。競馬ファンも、最初は無観客に否定的でしたが、「無観客でもいい、開催されていることに感謝」と思える人が増えてきたように感じます。


無観客競馬で馬はおとなしくなる?それとも・・・

 「カチャッカチャ」と馬の口の中で、リングとハミ身が当たる音まで、クリアに聞こえてきます。  


馬は実はとてもデリケート。輸送のストレスで食欲が減り、一気に20キロ痩せてしまうこともあります。パドックで人間たちにじーっと見つめられるのが怖くて、立ち上がり、騎手を振り落しそうになることも多々あります。
そういう意味では、無観客のパドックはとても静かで、いつもより落ち着いている馬が多いように見受けられます。

一方で、馬に気持ちが入らなかったり、細かい音に繊細になってしまう馬もいるようです。


馬券は買えるの?

競馬場の馬券売り場はもちろん電源が落とされ、立ち入りもできません 。   


場外馬券売り場も開いていないので、馬券を購入できるのは、電話とインターネット投票のみ。
これは常に千円札を握りしめて、競馬場で馬券を買っていた常連おじいさんたちにはハードルが高いのでは!と思われていましたが、蓋をあけてみれば、前年同期比で8割の売り上げは維持しているそうです。


騎手や調教師からは「やっぱり寂しいね」

  無観客競馬が始まって、そろそろ1ヵ月が経とうとしています。  

レース後の騎手たちは「臨場感がないのが寂しいよ」「勝った時にね、歓声が聞こえないんだもん」「ラストランの馬は、お客さんに見て欲しかったよね」と寂しさを滲ませるコメントが多いです。

1日も早く、状況が好転することを願ってやみません。


皆さんも、手洗いうがい、睡眠しっかりとって、ご自愛ください。

文/小泉恵未

小泉恵未/フリーアナウンサー
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小泉恵未/フリーアナウンサー
元TOKYO MXのアナウンサー兼報道記者。NYでの短期特派員を務めた経験もあり、語学を生かした取材も得意。2013年からフリーとして活躍。グリーンチャンネル「中央競馬 パドック中継」にキャスターとして出演中。東京中日スポーツ・中日スポーツにて競馬コラム「コエミの主役はあなた!」(毎週日曜)を連載。
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