意外と知らないアメリカのお正月基礎知識

気がつけばあっという間に師走。早いもので今年もあと少しで終わりです。 これからクリスマスやお正月とイベントが目白押しで何かと気ぜわしい季節ですが、アメリカでは年末年始はいったいどんなふうに過ごしているかご存じですか?
今回は意外と知らないアメリカのお正月事情をご紹介しましょう。 

欧米には年賀状ってあるの?

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日本でお正月に年賀状のやり取りをするのと同じように、アメリカではクリスマスカードのやり取りがあります。市販のクリスマスカードに手書きのカードを送る人もいれば、日本の写真付き年賀状のように家族写真をカードにして送る人もいます。

遠い親戚や同級生など、クリスマスカードだけのおつきあいということもあるようです。遠方に住む親戚に子供の成長を知らせたりするできるので、日本の年賀状と似ていますね。

「Merry Christmas」の代わりに「Season’s Greetings」

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クリスマスカードには「Merry Christmas & Happy New Year!」という言葉が書かれているのが一般的ですが、最近ではクリスマスカードでなく「Happy Holidays!」や「Season’s Greetings」と書かれたカードを送る人も多くなっています。

アメリカではユダヤ教徒、イスラム教徒、仏教徒などキリスト教以外の宗教を信仰している人もたくさんいます。そのようなクリスマスを祝わない人々に配慮して「Merry Christmas!」ではなく「Season’s Greetings」が使われているというわけです。日本語にすると「年末年始のご挨拶」と言った感じで、相手の宗教を気にせず送れる便利な言葉として知られています。

こういった事情から、この時期に送られるギフトも「クリスマスギフト」ではなく「Seasonal Gift」と呼ばれるようになって来ました。日本でいう「お歳暮」のような感じですね。

お正月休みは?

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アメリカではクリスマスが終わると徐々に日常生活に戻っていきます。クリスマス周辺にしっかりお休みし12月26日や27日から仕事始め、という会社も少なくありません。

New Year’s Day(大晦日)は半休、New Year’s Day(元旦)は祝日でお休み、1月2日からは通常勤務というパターンがほとんどです。クリスマスの日にお休みだった店も、1月1日は普通に開いていたりします。日本だと1月3日まではなんとなくお正月気分が抜けず仕事始めは4日や5日というのが普通ですが、アメリカでは新年早々仕事というのは当たり前のようです。

お正月の盛り上がりは?

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ちなみに欧米のお正月は、年が変わった瞬間のカウントダウンがメインです。ニューヨークやロンドンのカウントダウンが有名ですが、年が明けた瞬間に大きなボールが落ちる「Ball Drop」の後に花火が上がるのが一般的です。現地に行って盛り上がるのはもちろんですが、家で飲みながらこのタイムズスクエアの中継を見るパーティを開く人も多いです。ちなみに、このタイムズスクエアのカウントダウンは東海岸では生中継ですが、その他の地域は時差があるために録画が放送されます。録画でカウントダウンも広いアメリカならではといったところでしょうか。
アメリカでは新年はそれほど重視されないのでお正月らしさは感じられないかもしれません。ですので少し早めに冬休みをとって、クリスマスはアメリカでクリスマス気分を堪能しその後日本でお正月を満喫する、いいとこ取りプランもいいかもしれませんね。

文/クロウェルゆうこ


クロウェルゆうこ/編集・ライター
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クロウェルゆうこ/編集・ライター
編集・ライター。エンタメ系プロデューサー歴7年の後、渡米。海外への留学アテンドや、文化交流を中心に活動し、現在は翻訳業のほかライターとしても活動中。
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