【女の参考書 vol.3】〝いいオンナ〟でいるためにアラサー女子が気をつけるべきこと

「ピチカート・ファイブ」3代目ヴァーカリストとして一世を風靡し、今もなお音楽・ファッションのアイコンとして輝きを放つ野宮真貴さん。美しすぎるアラフィフ女性であるための秘訣とは? 何もしなければ加速してしまうのが〝おばさん度〟。いくつになっても〝いいオンナ〟でいるために、野宮さんが実行している「日常の革命」を早速取り入れてみませんか? (文章は「赤い口紅があればいい」より抜粋して転載)

部屋着は何を着てる?

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ワンマイルウェア〟とは、ちょっとそこまで(自宅から1マイル/約1・6キロメートル)の範囲に着て行ける、部屋着と外出着の間のようなものだそうです。
 ネットで調べてみると、スエットパンツにロングカーディガン、サルエルパンツにオーバーサイズのTシャツといったラフでカジュアルな服をスニーカーやコンフォートサンダルで着こなしたお嬢さん方の写真がたくさん出てきます。若い方は、気合を入れたおしゃれをして出かける機会も多いので、家にいる時くらいはリラックスした格好でいたい、でもせめて近所のコンビニに行けるくらいカッコ良くないと! という気持ちから生まれた新しいスタイルなのでしょう。
 ここで断言をしておきます。
 お嬢さんではなくなった私たちには、ワンマイルウェアはおしゃれどころか、ただのだらしない中年女性にしか見えない可能性が高いので、自宅から0マイルをルールにいたしましょう。ゆるい身体にゆるい服は〝ゆるい〟の相乗効果で、おばさん度が加速します。
 気合を入れたおしゃれをする機会もめっきり減って、気づけば部屋着と普段着のローテーションがファッションの中心になっていませんか?

日常に革命を!

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そこで、〝普段着革命!〟です。
 ワンマイルウェアは若い人たちのものと割り切って、部屋着というカテゴリーもなくしてしまいましょう。朝起きたら、すぐに寝間着から普段着に着替えます。ここで言う普段着とは、着古したワンピースやおみやげでいただいたTシャツなど、愛着もなく、着ていて楽しくないものは除外します。ポイントは普段着の格を上げるということ。スーツやフォーマルウェアなどは別として、今まで外出着として大切にしていた服を普段着として着てしまいます。めったにない気合を入れた外出のためにクローゼットに眠らせておくくらいなら普段着として着たほうが服と自分のためになります。普段の何でもない一日のために、素敵なコーディネートを考えます。アクセサリーや小物も合わせます。常識にとらわれず自由な発想で楽しむことが大事! そうすれば、手持ちの服が新鮮に蘇るはずです。日々の暮らしの中で自然とおしゃれセンスが磨かれていきます。さらに愛着のある服を普段に着ると、汚れやシワも気になるのですぐにソファに寝転がることもなくなります。

おしゃれだって積み重ね

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この普段着の格上げは、おしゃれのトーレニングでもあります。人目を気にせず、自由に美しくトライ&エラーを繰り返してください。日常生活でおしゃれできない人は、外出時もおしゃれはできません。それは何のトレーニングもしないスポーツ選手が試合で勝てないのと同じです。
 そしてこれは、何でもない日々を丁寧に生活すること、いつも自分を大切にすることに繫がるのです。
 格上げされた〝普段着〟は、バッグと靴をよそいきにすれば何マイルだって自信を持って出かけられることでしょう。


野宮真貴
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野宮真貴
シンガー・フィトテラピスト(植物療法士)。1981年『ピンクの心』でデビュー。「ピチカート・ファイヴ」3 代目ヴォーカリストとして、90 年代に一世を風靡した「渋谷系」ムーブメントを国内外で巻き起こし、 音楽・ファッションアイコンとなる。 その後も独創的な存在感と歌声で、音楽、アート、ファッションなど多岐に亘って活動。2010 年に「AMPP 認定メディカル・フィトテラピスト(植物療法士)」の資格を取得。現在、音楽活動に加え、ファッションやヘルス&ビューティーのプロデュース、エッセイストなど多方面で活躍中。 2017年10月にはアルバム「野宮真貴、ホリデイ渋谷系を歌う。」を発売。また『赤い口紅があればいい』『おしゃれはほどほどでいい』など著書も多数。
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