【男子禁読】敵は近くにいた。事件は現場で起こっていた。

一年の計は元旦にあり・・・ということで、今年こそ①大至急痩せて、➁大至急婚活して、③普通に幸せになりたい、と心に決めた31歳。GINGERエージェンシーの一員として、そんなアラサーのリアルな日常をセキララに書かせてもらいます。
 前回までの流れは、過去記事でご覧ください。今回は、ワタシがなぜ痩せられないのか、その原因について判定がくだりました。

寂しい女は、太る

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大学時代から付き合っていた彼に25歳のときに振られ(ということは前々回に触れましたが)、 その彼が私と別れた半年後に博多に転勤になり、それがきっかけで例の年下の同期女子と結婚したということを facebook で知ったときの私の気持ちは、ひと言で表わすと「憤怒」でした。

それは、元彼に対する怒りというよりは、私の4年間 vs 同期女子の半年 ・・・え!半年で結婚? 私は4年付き合ったのに? という、理不尽さへの怒り。いやいや、もちろんわかっていますよ、何事もタイミングだってことはね。でも、太っていたとはいえ、ワタシの21~25歳という輝かしい年代を捧げたわけで。
まあ、そんなことを言い出すと、それはお互い様ってことになりますが。いや待てよ、でも元彼は次を見つけて、こっちを見限ったわけで、そうなるとお互い様だなんてキレイごと言っていられないし。――そんなこんなが頭の中をぐるぐると渦巻いて、悲しいより、空しい。辛いっていうか、苦々しい。

で、振られた25歳のワタシは、(ありがちですが)美しく生まれ変わって、彼を、というかこの理不尽さを与えもうた何かに対して、必ずや見返してやる、と決意しました。失恋で食事がノドを通らなくてやせた、っていうのも狙ってみたんですが、むしろ寂しいと食べちゃうタイプだったことが発覚し、失恋太りだけは避けたくて必死。

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ランチをコンビニに買いに行くと、カロリー表示を確認するためにひっくり返してラベルをジロジロ見てばかりで時間がかかるし、買ったら買ったで「ぜんぶ食べるか、もったいないけど残すべきか」などと逡巡してウダヴダもたもた・・・。同僚K子から呆れられ、たぶん嫌がられていたと思う。

親友メグが「あの時代のちえみは、とにかく般若みたいな顔で怖かったわー」って、いまだに遠慮のないコメントを繰り返すんです。
確かにワタシの頭の中には、いつも“復讐”の二文字が渦巻いていて( 痩せてきれいになることが、誰に対する復讐なのか、もはや謎 )、眉間にシワ寄せて頑張っていたんですよ。でも、消化のいいものを吟味して食べているのに、なかなか便秘は改善されなかった。なんでなんでって、誰にぶつけていいかわからない怒りとか、もしかして出る!? と期待してトイレに行って肩透かしだったときの苦しさとか、5日出てこないときの15食分はどこに溜まってるの?という焦りとかで、ワタシはもう情緒不安定気味だった。

ねえ、食べさせるの、やめてよ!

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迷惑だったのは、痩せなくていい女子たちとの食事。油っこい料理とか平気で連続オーダーしちゃうし、シメはパスタだよね♪ って、何の配慮もなく言ってくるし、食べる量をこっそり調整しようと思っていても「はい♪」とか無邪気に取り分けてくれちゃうし( 目の前の皿に乗せられちゃうと、食べてしまうのがワタシのサガ)。

場が白けない程度に「あ、今はダイエット中だから」とかアピールしても、「はいはい、ダイエットは明日から!」とか「今日は楽しんで、明日食べなければいいよ」とか「我慢するのは、むしろ体に悪いよ」とか、いろんな誘惑フレーズを投げかけてきて、まさに悪魔の囁き。

頑(かたく)なになるのもダサいし、だったら来るなよと思われたくもなくて、つい食べる。つい食べると、どんどん食べてしまう。で、帰宅して後悔する。私に食べさせた彼女たちを、恨みがましく思う。あぁ、悪循環。

身内の辛らつな言葉

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そんなこんなで迎えたお正月休みのことだった。帰省して、こたつでみかん食べながら、同じく帰省していた姉(看護師、既婚、子持ち)と雑談していたワタシ。
元彼が原因で情緒不安定だ、スレンダー女子たちが私を太らせようと仕掛けてくる・・・なんて話を、冗談半分に、笑いをとるつもりで話していたら・・・。
ワタシの話運びがイマイチでジョークに聞こえなかったのか、急に姉の顔がマジになった。

「ま、つまりさ、アンタが太っているのは、ぜんぶアンタのせいだな」

え! 

「そうやって人のせいにしているうちは、痩せるわけないもんね」

え!?

「アンタ、昔からそういうとこあるよね」

ちょっ・・・

「痩せたら痩せたらって言うけどさ、痩せないことを言い訳にして、その先のことをやらないんだよね」

・・・・・・。

オネエ、ひどい。違うよ、いや、違くないよ。当たってる。
だから、本当のこと言うなんて、ひどい。
急に黙り込むワタシ。でも、姉は容赦(ようしゃ)ない。さすが三児の母。

「アンタの敵は、アンタだね」

――知ってた。薄々だけど・・・本当はわかってた。自分でも、自分が自分をダメにしてるってことは。痩せないことだけじゃなくて、痩せられないことを言い訳にして、あーだこーだと文句言ってるワタシ。カッコ悪い。
きれいになってやる、なんて嘘。本気でそんな努力もしていない。ワタシがワタシを不満に思っている理由は、ワタシが原因なのだ。
敵は近くにいた。ワタシが闘うべき相手は、ワタシ自身なのであった。

次回へつづく――。

文/ジャケットちえみ

【GINGERエージェンシー】ジャケットちえみ
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【GINGERエージェンシー】ジャケットちえみ
ジャケット着用がマストの某旅行代理店にて営業職。彼氏いない歴4年で婚活中でありつつ、そのためにもダイエットを成功させたいと奮闘の日々。貯金100万円以下で将来に不安を抱く、東横線沿線でひとり暮らしの31歳。死ぬ前に食べたいものは、餃子。
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