『ブレードランナー 2049』はこの秋オススメの一作! 圧倒的なビジュアルと世界観に酔う!

10月27日(金)より『ブレードランナー 2049』が公開されます。前作、『ブレードランナー』から35年を経ての続編。果たして本作は誰でもが楽しめる内容なのか? ひと足お先に鑑賞させていただいたので、見どころについてポイントを押さえてお伝えします!

そもそも『ブレードランナー』とは?

前述した通り、前作の『ブレードランナー』は35年前、つまり1982年に公開されたSF映画です。舞台設定は2019年。遺伝子工学によって開発され、人間と見分けがつかないほど精巧な人造人間“レプリカント”と、人間社会に紛れ込もうとするそれらを取り締まる“ブレードランナー”と呼ばれる専任捜査官との関係性や戦いを描いた作品です。

今作の公開を熱狂的なテンションで待ちわびている方も多いため、「これはさぞかしヒットした映画の続編なんだろう」と思われている方も多いと思います。
しかし、前作の『ブレードランナー』は大ヒットにはなりませんでした。内容が哲学的で難しく、当時としては斬新過ぎる世界観や映像表現に、観客がついていけなかったことが原因かもしれません。
作品単体ではヒットを逃しましたが、後世のさまざまなSF映画に多大な影響を与えたことも事実。35年という年月をかけて、熱狂的なファンを多く生んだのです。

ここでの公開は、遅きにあらず。満を持しての続編といえるのです。

満を持しての続編は、お見事だった!

『ブレードランナー 2049』は、『ブレードランナー』の世界観を踏襲しながら、最新テクノロジーを通して、より革新的な映像で描かれています。

主人公に『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングを立て、前作から30年後の2049年を舞台にストーリーが展開されます。尚も続いている、人間と“レプリカント”の危うい共存。その関係性がどう動いていくのか、人間と彼らの違いはどこにあるのか。新たに生まれた脅威へと立ち向かうなかで、そんなことを私たちに問いかけます。
物語の深さや面白さの魅力はもちろんのこと、何よりも心奪われるのが映像美。テクノロジーがもたらす美しき世界観はもちろんのこと、名カメラマンといわれるロジャー・ディーキンスが撮る映像のひとつひとつは、まるで美術館に展示されている芸術的な絵画のようでした。

前作を最大限リスペクトしつつ、新たなチャレンジを仕掛けており、鑑賞後の満足感は天井知らずといったところです。

予習はして損なし

私は「どんな映画もシリーズ途中から見てOK。面白かったら後から前作を復習しよう」という予習寛容派です。

しかし、今回に関しては前作『ブレードランナー』の予習をオススメします。これは物語が続いている点はもちろんのこと、世界観を押さえるという意味で予習が必要と思うからです。
世界観さえ押さえればOK。物語の最低限のポイントを押さえた上で『ブレードランナー 2049』に挑んでください。

また、公式サイトでは、前作の舞台2019年から2049年の30年間に起きた出来事を題材にした、3篇のショートストーリーが動画で公開されています。それぞれ、2022年、2036年、2048年の物語。こちらも要チェックですよ!

『ブレードランナー 2049』
10月27日(金)全国ロードショー
製作総指揮:リドリー・スコット
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォードほか
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間: 163分
公式サイト:http://www.bladerunner2049.jp/

文/柳下修平

柳下修平/映画メディア編集長
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柳下修平/映画メディア編集長
映画メディア"シネマズby松竹"編集長、映画ブログ"Cinema A La Carte"運営。映画の楽しさ、面白さを発信することを主眼としてポジティブな言葉で新旧映画の情報を発信。1986年生まれ B型。
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