幸せになりたい! 漠然とそう思ったときに聞いてほしいひとつのスピーチ

1年を振り返ることが多い年末年始。「今年はここがだめだった」「そういえば結局あれをしてないな」なんてひとり反省会をしていると、「とにかく来年はもっと幸せになりたい!」という希望が湧いてくる。そんな人も少なくないのでは? でも「幸せってなんだろう」という根本的なところを問う人は、あまりいないかもしれません。 今回は、漠然と「幸せになりたい」と思っている人に聞いてほしいひとつのスピーチを紹介します。

スピーカーは、エミリー・エスファハニ・スミスさん。スタンフォード大学フーバー研究所に所属する編集者・作家です。「幸せの追求」を科学的な視点から分析した彼女の著書『The Power of Meaning: The true route to happiness』はウォール・ストリート・ジャーナルをはじめ各所から高い評価を得ています。

そんな彼女が2017年、世界の叡智がスピーチを行うTEDカンファレンスに登壇しました。スピーチのタイトルは「幸せを目指すだけが人生じゃない」。幸せになりたいと思って生きることが逆に自分を苦しめるという、逆説的なタイトルです。

幸せを追求すると、不幸になる

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スピーチ冒頭、スミスさんは自分自身も「幸せにならなくては」という考えに取りつかれてきたことを明かします。彼女は理想の仕事や完璧な彼氏、豪華なマンションを手に入れることで自分を満たそうとする。それでも、幸せを追い求めれば追い求めるほど、逆に自分は苦しんでいるということに気がつくのです。

もしかしたら、この記事の読者のなかにも、いまここのステージにいる人がいるかもしれません。

なぜ幸せになろうと思うと辛くなるのか? 不思議に思い大学院で心理学を学び始めた彼女は、衝撃的なデータを発見します。人は幸せを追求することで、逆に不幸になるというのです。幸せを求めてはいけないのなら、何を求めればいいんだ。彼女が出した答えは「生きがい」でした。

「生きがいのある人生」の4つの柱

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生きがいを求めればいい、なんて聞くと「なんだそんなことか」とがっかりするかもしれません。しかし彼女の研究の意義は、もう一歩突っ込んだところにあります――「生きがいのある人生」ってなんだろう?

彼女は5年間で何百人もの人々にインタビューし、研究をし、生きがいのある人生には4つの柱があることを発見します。「結びつき」「目的」「超越」「物語」です。この4つがそれぞれ何を意味するのか? その答えを知りたい人は、ぜひ冒頭の動画をのぞいてみてください。

文/タカハシアスカ


タカハシアスカ/ライター
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タカハシアスカ/ライター
ヨーロッパ在住ライター&時間を見つけてはふらっと旅に出るウィークエンドトラベラー。 長期の海外経験で培った感覚で、アラサー女性に刺さるものをピックアップ。 日々ユニークなものを求めて、ヨーロッパ各国をうろうろしています。
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