【Women be Ambitious!】―小脇美里さん第2回―仕事と育児への向き合い方

好きなことに挑戦し、それを叶えられる時代だからこそ、志を持って歩いていきましょうというメッセージを込めて、夢を形にしてきた方や目標を持って突き進んでいる方にインタビューさせていただくこの企画。
エディター、デザイナーなどさまざまな分野で活躍するライフスタイリストの小脇美里さんにフィーチャーする第2回目は、仕事の幅を広げる一方、2歳のお子さんの母としての顔を持つ小脇さんに、仕事と育児に対する向き合い方や、考え方をお伺いしました。
 撮影/阿萬泰明(PEACE MONKEY) 

子どもが生まれてより仕事の幅が広がった

――4MEEEmagazineの総合ディレクター、整理収納アドバイザーとしてセブン&アイグループの収納アイテムを監修など、さまざまなお仕事をされていますが、子育てと仕事の両立は大変ではないですか?

よく、子どもがいて大変じゃない?って言われるのですが、私の場合、子どもが生まれてからの方が仕事の効率は良くなったといえるかもしれません。

というのも、子どもを産む前よりも、今のほうが仕事上のジャッジが早くなったんですよね。

単純にそれは時間が限られていることもあるんですが…時間が限られているからこそ、集中力は増すというか…今思うと、子どもが産まれる前って無駄な時間ばかりだったなと思うほど(笑)。

手を抜くようになったとか、そういう意味ではまったくなく、例えば“この時間まで本気でやって、できなかったらそこまで!!”みたいな決まりをつくって、それ以上は無理に粘らないようにすることで、メリハリをつけて仕事ができるようになりました。

でも実際は仕事に関しては完璧主義なので、限られた時間でも満足いく結果に結びつけたいと思うと単純に子どもが生まれる前よりも、仕事の精度はあがったのかなぁと最近は思っています。

実際、仕事内容自体も出産前よりもすごく広がっているし、量も増えているので…周りの人にはよく驚かれますが。

集中力とジャッジする早さが身に付いたことで、自分自身にとってもすごくプラスになりました。

――お子さんと向き合う時間で決めていることはありますか?

息子が保育園から帰ってきて、寝かしつける時間までは、子どもとしっかり向き合う時間にしているので、スマホは一切触りません。

緊急でない限りメールも見ないですし、返しません。

一緒に仕事をしている方々にも、もし何か緊急なことがあれば、電話を下さいと伝えているので、電話が鳴ったら何か緊急なことがあるんだなと、出るようにしていますが、それ以外のことで連絡は取りません。

土日も、トークイベントなど特別な何かが入らない限り、仕事は入れないようにして、すべて息子の好きなことに時間を費やすことに決めています。

時間配分を徹底することで、自分がフリーでいられる時間にいかに仕事を詰め込んで終わらせるかを考えられるので、仕事の効率も上がったように感じます。

――仕事と育児、どちらに重点を置くかなど、悩んだことはありますか?

本当はもっと息子と一緒にいたいです。

そのことで悩んだときもありましたけど、息子といる時間は何も他のことをせず、彼だけを見ているので、もしかしたらずっと子どもといるという選択をした場合と、真剣に向き合っている時間は変わらないのかもと思って、自分を納得させています。

――息子さんと過ごすなかで、最近のブームなどはありますか?

最近息子と出かけるときにはチェキを持ち歩いています。デジカメも持っていますが、現像する時間がなくて。チェキなら、旦那さんや、祖父母にもすぐあげられますし、友達にも、あとからあげるねって言ってもなかなかあげられなかったりするので、その場で撮ってあげちゃいます。コストはかかりますけど、時間と労力を考えたらいいかなって思っています。

あと、「写るんです」を息子に持たせています。面白いものが撮れているので、現像したときの楽しみがあっていいですよ。

自由な時間がないことを嘆くより、ふとしたときの癒しを見つける

――仕事、育児とまったくご自身の時間がないように思いますが、ちょっと自由な時間がほしいと思うことはないですか?

もちろんほしいですけど、今はそういうタイミングじゃないと思っています。

子どもを産みたいと思ったのも自分ですし、仕事をしているのも自分。

すべて今の状況を選択しているのは自分なので、それはそれでいいと考えています。

それに、息子といることで発見できることも多くて。

例えば息子はトーマスが大好きなんですけど、改めて見るとすごく大切なことを教えてくれるアニメなんですよね。

トーマスのスタンスってみんなの目標が“特別な仕事をすること”なんです。

その特別な仕事というのも、何かを任されて嬉しいとか、乗ってくれたお客さんが喜んでくれたとか、そういうことで。仕事をする意味とは?仲間とは?などを考えさせられます。

主人公はトーマスなんですけど、トーマス自身も失敗したり、やらかしたりします。

みんなで助け合ったり、いじわるしあったり、社会人をしていたら一度は悩んだことのあるあれこれがストーリーになっていて、すごくハッとさせられます。

子どもが見ているついでに自分も見てほっこり泣けるような、わたしにとって、今No.1のエンターテインメントですね(笑)。働く女性にもおすすめですよ。

正直、テレビを見る時間もないほど毎日バタバタで自由な時間というのはないけど、でもそれを「自由がない!」と嘆いても何も変わらないし、だったら息子が好きなトーマスを自分も好きになってその時間も「楽しい!新しい楽しみを見つけた!」と思う方がよっぽどいいなって思ってます。

子どもがいるいないに関係なく、すべてのことは自分の考え方次第だと思うので、その気持ちはいつも忘れないようにしたいなと思っています。

どんなことにもポジティブに、そして真剣に取り組む小脇さん。

その姿勢からは、自分が選択したことに対する責任感、そしてそれをまっとうする志の強さを感じることができました。

今ある環境のなかで何を優先し、どのように過ごしていくのが自分にとってベストなのか、今一度考え直してみるのもいいかもしれません。

小脇美里

高校時代から、さまざまな雑誌で読者モデルとして活躍。大学在学中は読者モデルとともに、CanCamの編集アシスタントを経験。大学卒業後は、アパレルブランドの立ち上げに携わり、プレスやデザイナーを兼任。その後、CanCamのエディターとして活躍しながら、ウェディングドレスブランドのデザイナー、スタイリスト、広告ディレクションなどを手掛ける。現在はその仕事に加え、整理収納アドバイザーとしてセブン&アイグループの収納アイテムを監修するほか、サンリオハローキティの大人女性向けプロジェクト「TOKYO OTONA KITTY」のアドバイザー、4MEEEmagazineの総合ディレクターを務めるなど、多岐にわたり活躍中。


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