【甲斐まりかの旅エッセイ】はじまりはここから。イギリス・エジンバラ① ~Marika’s Passport

ファッション誌やCMで活躍中のモデル 甲斐まりかさんによる旅エッセイ。
語学堪能な彼女が、訪れた国で感じたことや見つけた魅力を英語と日本語で綴ります。第1回目は、彼女の第2のホームといえるイギリスのエジンバラ。17歳のときに、初めて親元を離れ、一歩を踏み出したときの気持ちを語ります。
このエッセイでは、毎回英語独特の言い回しや、よく使われるワンフレーズをピックアップしています。英語のスキルアップに、ぜひ参考にして!

It was about four years ago when I started my university life in Edinburgh.Originally, I was born in Tokyo but my parents left Japan when I was three years old and since then I lived in Malaysia, Thailand and Germany.
 I mostly grew up at international schools where people from different countries and cultures exist. Fortunately, my parents were travel enthusiasts who brought me to more than 30 different countries around the world. Yet, I chose Edinburgh.

Student life in the UK was one of my dreams come true as well as obtaining the freedom as I left my ultimate comfort zone - my dearest parents and my home. I can still clearly remember that exciting yet anxious feeling when I was waiting for my flight with my mother. Everything in Edinburgh was going to be so new to me. A fresh start with a clean slate.

Edinburgh is the capital city of Scotland where the city itself is listed as a UNESCO World Heritage Site. Most of the buildings and streets are kept just the way it used to be, which makes it feel like you jumped into a vintage movie set. Personally, the size of the city was perfect for me since everything is within walking distance, unlike London. However, my favourite thing about Edinburgh is that the sky is so wide that the beautiful sunset seems so endless.

People frequently ask me why I chose Edinburgh and not somewhere like London but the answer is easy- I just wanted to see what I could achieve and how I could grow as a person at a place where I had nothing to start with.

Back then I was only 17 and it was overwhelming at first but eventually I started to enjoy building up my own lifestyle and my own independent world. My university life started to seem just like I pictured it as I felt like I belonged here.

Maybe the whole thing was such a spontaneous idea as a teenager but now that I look back, I am glad I took the risk. I can confidently say that every experience in Edinburgh shaped me into who I am today and I am looking forward to the next part of my journey. 

今回のピックアップフレーズ!

A fresh start with a clean slate.

この言葉には、過去を忘れて新しく物事を白紙に戻すという意味があります。この文脈では、心機一転というような感情を表わしています。

【日本語訳】

エジンバラで大学生活を始めたのはちょうど4年前。
それまで私は親の仕事の関係で3歳の時に東京を離れてから、マレーシア、タイ、ドイツで日本人学校やインターナショナルスクールへ通いながらいろいろな国でさまざまな人々のカルチャーに触れながら育った。そんな恵まれた環境の中で、小さい頃から親が大好きな海外旅行に付き添い数えたら32カ国訪れている。そんななかでも、大学進学は憧れのイギリスを選んだ。

憧れだったイギリスでの学生生活は親元を離れ、自由を手にいれるとともに私の人生のやりたいことリストにあった、ひとつの夢を叶えることでもあった。
エジンバラ行きの便を母と待っている時に感じたワクワクと不安が混じった感情は今でも鮮明に覚えている。私にとってエジンバラは、すべてが新しかった。心機一転、新たなスタートを切った場所。

エジンバラはスコットランドの首都であり、街全体が世界遺産。つまり、建物や景色は昔のまま残っていてどこを切り取っても絵になる街並みが続く。天気は基本グレーだけど、逆にそれがイギリスっぽい雰囲気を作り出しているのだと思う。ロンドンと違って基本すべてが徒歩圏内ですんじゃうのもまた魅力。
そのなかで、エジンバラの一番好きなところは建物が低いから空が広く、夕日がとても綺麗に見えること。

そんな素敵な場所でもよくいろんな人になぜロンドンじゃなくてエジンバラを選んだのか聞かれることがいっぱいあった。
答えはいたってシンプル。
なにも知らず訪れたことのない環境で自分がどこまで挑戦し、どんな人たちに出会い、どんな新しい自分に成長するか、みたかったから。

そのころ17歳だった私は、最初、全部が自分の時間になったことに戸惑いながらもだんだんと自分のライフスタイルと自分の空間を作り上げることに楽しみを感じていた。大学でも居場所を見つけ、初めて彼氏もでき、思い描いたような充実した学生生活だった。

エジンバラという選択肢はもしかしたらティーンエージャーとしての衝動的なアイデアから始まっただけだったのかもしれないけど、今思い返せばその選択肢を選んでよかったと思う。今のこの自分がいるのはエジンバラで経験したすべてのことがあったからこそ――。

文/甲斐まりか

彼女にとって、“はじまりの地”とも言えるエジンバラでのできごとは、まさに何にも代えられない宝物。
次回は、そんな彼女が教えるエジンバラの魅力をお届けします。


甲斐まりか
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甲斐まりか
1995年10月8日生まれ。モデル。日本とタイのハーフで、日本語のほか英語も堪能なバイリンガル。そのほかドイツ語、フランス語も勉強していたことがあり、語学の知識が豊富。現在さまざまなファッション誌やCMなどで活躍中。
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