「過去を変えられるひと」がモテる理由とは? スタイリスト青木貴子がナビ

毎日を楽しそうに、自信に満ちて生き生きとしているひとって魅力的ですよね! きっと挫折のないお気楽な人生を歩んできたんだろうなぁ、なんて思っていませんか? でもそんな超絶恵まれたひとは、いたとしても稀の稀。大多数が、大変だったりイヤだなって思う体験を何度もしているはず。それをネガティブにとらえないで上手に活かしているひとがより輝いて素敵に見える!

身近な過去、今年を振り返ろう

Licensed by Getty Images

今年ももう1 週間ほどで終わります。年々時の経つ早さに驚く!とみんな言っていますよね。天候不良で四季にメリハリがなかったので、フラットに感じやすかったからでしょうか。ささーっと時間が過ぎたように感じます。とはいえ、今年もみなさんいろいろな事があったと思います。ちょっと仕事がお休みになるこの年末年始は1 年を振り返り、どんな年だったかを整理するにはいい時期です。

過ぎ去った時間は戻ってこない。それはその通り、事実です。タイムマシンでもない限り、過去をまったく違ったものにしたり、なかったことには出来ません
。でも起こったことに関する概念を変えることは実はできます。自分の考え方ひとつで過去に起こったことを180度変えることは可能なんです!

思い込みの記憶が過去を作る

Licensed by Getty Images

要は過去に起きたことをどう捉えるかで、記憶が変わってきます。たとえば過去に起きたことが“上司からみんなの前でこっぴどく怒れれた事”とします。①「ちゃんと仕事してるのになんて理不尽!恥かいた!恥ずかしい、きっとみんなも仕事できないって思ってるに違いない。上司なんて大嫌い‼」と考え、恥ずかしいイヤな過去として記憶。 ②「気が付かなかった足りないところを指摘されたな。みんなの前で言われたのは超嫌だけど仕方ない。これは真剣にリカバリーしないと‼」と考え、自己改善のキッカケとなる過去として記憶。起きた事象は同じなのに①と②では記憶がまったく真逆みたいに違ってきます。それに伴って現実もその先もさらに違ってきます。①の記憶に基づくと、上司に悪態をついたり、みんなの前では劣等感を抱く未来に。②の場合は仕事のスキルが上がったり、結果上司にも認められる存在になり昇進やみんなから賞賛される未来へ。上司はただあなたが出来なかった事を指摘しただけ。その先の解釈はあなたが思い込んだ事。過ぎ去った事柄は自分の記憶が作り上げているモノなのです!

自分の思い(記憶)を変えてみる

Licensed by Getty Images

誰だって嫌な記憶がありますよね。それがたとえ明らかな失敗だったとしても、それがあったからそこを改善するようになった、気がついた事があった。そういう事実があるなら、どんな事であれ意味のある過去なんじゃないかと思います。自分の中では嫌な記憶カテゴリーに入っていたとしても、ひとは無意識に過去の失敗を避けるようとしたり改善を試みるので、今を素敵に生きるための糧になっているという部分は多いと思います。だとしたら、嫌な記憶カテゴリーではなく、あってよかったカテゴリーにいっそのことシフトチェンジしてみては? するといろいろな事が変わってきます。前の段に書いた例を取ってみると、①の記憶に沿うと上司はイヤなひととして認知されます。②の記憶になると自分を変えてくれた有難いひととなります。その先の付き合い方、どちらがよいかは明白ですよね?

記憶を変えれば未来が変わる

Licensed by Getty Images

これは遠い過去に起こったことにももちろん適応出来ます。いわゆるトラウマというものも自分が作り出す記憶に基づいています。 “起こった事”は実はその“一瞬”で終わっているんです! その先は解釈された記憶の世界。起こった事は事実。それを捉えて感じている事が現実。事実は変わらないけど、現実は変えられるんです。記憶を変えることで今が変わってきます。すると今と未来もドミノ倒し的に変わってくるんです。

閉じていたものに光を当てると見えなかった輝きを見つける事が出来ます。ミスチルの『and I love you』という曲の中に“昨日を一緒に超えてくれる?”というようなフレーズがあります。過去にあった辛いことやいろいろなことを愛するひとに一緒に超えて行って欲しい=記憶を変え“今”を大切に生きよう、そしてよい未来に向かおう、そんな歌。わからない未来のことを言われるよりも、昨日を一緒に超えてと言われる方が、パートナーからの深い信頼や愛を感じます。さすが共感を得る桜井さん! 過去を超えることの意味と、そこに広がる今の大切さとを伝えています(多くの人に広く伝わる歌でこういった想いを伝えてくれるのはほんとうに素晴らしいなぁ、しみじみ)。

一瞬先の未来はコントロールできないけれど、過去の記憶を変える事で先の方向性を変える事ができる。これはいまこの瞬間からでも可能なんです。そう考えると人生(=自分)を素敵にするのって自らの捉え方次第。起こった事実は無くならないから、よい方向に解釈する方がぜったい得策。過去をより良い形で整理することが出来たら“今”をより素敵に生きる魅力的なひとになれます

今年をよい年だったと締めくくるために記憶を振り返ってみては? そしてよい来年のスタートをきりましょう!

文/青木貴子


青木貴子/スタイリスト
ナビゲーター
青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。ファッションに関するインスタグラム(@takako_aoki_stylist)を開始。ぜひフォローを!
このナビゲーターの記事を見る