濃厚かぼちゃスープで、深まる秋を堪能!@chinamisakamoto

11月に入り森の景色がダイナミックに変化してきま した。夏場あんなにも青々としていた木々たちが、今では真っ赤に色を染め「また来年会いましょう」と言わんばかり。ひらひら揺れながら地面を覆っていく枯葉の絨毯(じゅうたん)は、木の根っこを優しく守るように重なり合っています。秋の深まりを実感するこの季節にぜひお試しいただきたいホクホクかぼちゃのスープがあります。

甘みが増した食べごろのかぼちゃを凝縮

こちらは、オーソドックスなかぼちゃのスープ。蒸かして漉(こ)した坊ちゃんかぼちゃに少量の豆乳と塩のみを加えて混ぜています。かぼちゃが本来持ち合わせている甘味を引き出した“食べるスープ”です。小ぶりな筒状の器に盛ると何だかデザートのようで、いつものスープとは違った食感が楽しめます。

バターで炒めた飴色玉ねぎと蒸かした栗かぼちゃ、ブイヨンと白ワイン、牛乳、クミンパウダー、コリアンパウダー、塩を加えてブレンダーでかくはん、そこに吉野葛(よしのくず)を加えて作った、濃厚なのに口当たりまろやかな食べるスープです。おもてなしプレートや付け合わせ、前菜などにぴったりの一品です。

ニンニクオリーブオイルで炒めたにんじんと蒸かしたポリンキーで作った味わい深い食べるスープです。生クリームのコクが食欲を掻き立てます。カリっとベイクしたバケットにぬって食べると絶品です。オリーブやアンチョビを添えると良いアクセントになります。

最後は、数種類のハーブを混ぜたパンプキンスープです。プレートに添えている焼きかぼちゃとペコロスをスープにつけて食べるとふたつの食感が楽しめて、ほっぺが落ちる美味しさです。

寒い季節のホクホク食べるスープいかがでしたか。夕暮れが早くなってきた今の時季は気温の変化も激しいので、ぜひ体が喜ぶこちらのスープをお試しくださいね。

写真・文/坂本ちなみ


坂本ちなみ/料理研究家、フードライター
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坂本ちなみ/料理研究家、フードライター
フードライター。旬野菜を使ったレシピ考案。野菜好きが高じて庭に畑を作る。野菜のお世話をしながら日々作っている料理をインスタグラムにて配信中。著書『野菜のごちそう弁当』も人気。インスタグラムアカウント名@chinamisakamoto
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