グラスを使い分けてもっと美味しくワインを飲もう!

素敵なレストランでワインを頼むと、ワインによってグラスの形が違いますよね。これはワインの特徴に合わせたグラスを使うことで、香りと味わいを最大限に楽しむため。ワイングラスには実はかなりたくさんの種類があるのですが、難しい使い分けはレストランならプロにお任せしましょう。
今回はこれを知っておけば大丈夫! これを持っていればホームパーティーが大充実!の3種類のグラスをご紹介します。

グラスの形が違うと、ワインの何がどう変わる?

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ワイングラスの形状によって「香り」と「味わい」の感じ方が変わります。
「香り」は、ワインが注がれた時に溜まる「ボウル」と呼ばれる部分の形が重要です。   
ボウルが大きいと、ワインと空気が触れる面積が広くなるので、香りが引き出されやすくなります。

「味わい」は口が直接触れる「リム」部分のすぼまり方が重要です。
リムがすぼまったグラスは、飲む際に顔を少しクイッと上に向けないと口にワインが入ってきません。上を向くことにより、ワインが喉までスッと流れるので舌の両端に広がりづらく、塩味や酸味を強く感じず、甘味を引き出してくれます。

一方リムの広がったグラスは顔を上に向けなくてもワインが口の中に入って舌全体に広がり、塩味や酸味を感じやすくなります。

どちらがよいということではなく、ワインの特徴に合わせてグラスを選びかえれば、ワインの魅力を最大限に引き出せるのです。

フルート型グラスに向いているワイン

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長細いフルート型グラスは、スパークリングワインを飲むグラスです。
グラスの底から泡が立ち上がる姿が目で楽しめるうえ、炭酸が抜けにくく温度も上がりづらいので、スパークリングワインにぴったりの形なのです。

スパークリングワイン用には、フルート型よりボウル部分が少し大ぶりで、小さなチューリップの形に似た「チューリップ型グラス」もあります。「リム」部分がすぼまっていて香りを集めてくれるので、高価なものや熟成したヴィンテージシャンパンなど、香りが芳醇なものを楽しむ機会が多い人にはこちらがオススメです。

ボルドー型グラスに向いているワイン

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ボルドー型グラスは、「ボウル」から「リム」にかけてのすぼまりが緩やかな大きなグラスです。
名前の通りフルボディで渋みが強い、ボルドーワインに適しています。

カーブが穏やかな形状なので香りの立ち方を少し抑え、複雑な香りを整えます。
「リム」のすぼまりが少なく、ワインが広い幅で口に流れ込んで舌全体に広がります。酸味を感じる舌の横の部分にもしっかりとワインが触れるので、強い渋味を和らげてくれます。

ボルドーワイン以外にもタンニンのしっかりとしたフルボディの赤ワイン(イタリア・スペイン・南仏など)はもちろん、一般的な白ワインを飲む際もオススメのグラスです。

ブルゴーニュ型グラスに向いているワイン

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ブルゴーニュ型グラスは、「ボウル」が大きく、「リム」がキュッとすぼまっていて、カーブのある大きなグラスです。
名前の通り華やかな香りのするブルゴーニュワインに適しています。

ボウル部分が大きいのでワインが空気と触れ合う面積が大きく、香りをしっかりと引き出せます。またボウル部分よりリムの直径がかなり小さいので、引き出した香りをグラス内部に長くとどめておくことができます。
リムがすぼまっていて飲む際の顔を上に向けるので、すっと喉の奥へとワインが流れていき、酸味よりも甘味を強く感じることが出来ます。

ブルゴーニュ以外では酸味が強いライト~ミディアムボディの赤ワインや、高級な白ワインに向いています。

グラスによって驚くほど味わいが変わるワイン。
ワインの特徴に合わせたグラスでおもてなしが出来たら、一目おかれること間違いなしです!

文/はせりな


【GINGERエージェンシー】はせ りな/ソムリエ
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【GINGERエージェンシー】はせ りな/ソムリエ
オーガニックカリフォルニア料理店元オーナー。食のトレンドに興味があり、世界各国でミシュラン・オーガニックフード・B級グルメなど幅広く食べ歩きをしている。ニューヨーク在住。JSA認定ソムリエ/WSET認定level3/オーガニック料理ソムリエ/美肌食マイスター
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