柴咲コウが目指す新しいスタイル「生き方も服選びも心地よく」

「センスがいい」と言われる人はいったい何が違うのか?その秘密を探るべく、おしゃれ賢者たちに、ファッションのMYルールをインタビュー!

透明感のある佇まいと存在感。そして意志ある目力 で凜としたオーラを放つ柴咲コウさん。演技から歌まで幅広いシーンで表現を続ける彼女には、あるファッション哲学がありました。それが「地球に優しい 着こなし」。環境保全を考えて、オリジナルブランドまで立ち上げた女性のおしゃれと人生とは?

ファッションも暮らしも。サスティナブルな生き方を目指して

シャツワンピース¥32,000/ミ ヴァコンス(レトロワグラース)

ファッションをはじめ、食べること、暮らすこと、そして生きることすべてにおいて、今、柴咲さんが掲げているテーマがある。それが「サスティナブル(持続可能)であること」。

「環境意識は小さなころからありました。地球に生きながらそこに無関心でいることが私にはできなくて。夏休みは東京を離れて静岡の知人宅を訪れ、自然と戯(たわむ)れていました。田んぼがあって小川が流れて蛙が鳴いて。東京にそれらがないことに少しずつ違和感を覚え始め、すごく素敵な街だけど、本来のあるべき姿とは違うのかもと考えるようになったんです」

自ら立ち上げたファッションブランド

昨年で芸能生活20周年。数々の出会いが重なり、数年前から環境保全に関わりたい思いが募ってきた。

「そこで社会貢献を目的にした会社を作ることにしたんです。展開するのは、衣食住にまつわる安心安全なプロダクトの提供。そのひとつとして環境負荷が大きいとされるアパレル産業で、地球に配慮したブランドを立ち上げることになりました」

それこそが「ミ ヴァコンス」。フランス語で「私の休日」を意味し、地球循環と生態系に負荷をかけないものづくりを目指している。

ニット¥19,000、ブラウス¥32,000/ともにミ ヴァコンス(レトロワグラース)

「天然素材のオーガニックコットンやプレオーガニックコットン(認定前の無農薬エリアで育成されたもの)、リネンをメインに、再生繊維のテンセルやレーヨンなど、最後は自然に還る素材を取り入れています」

作られる過程が着心地の良さに表れる

ガウン(ベルト付き)¥58,000、キ ャミソール¥20,000、パンツ¥ 32,000/すべてミ ヴァコンス(レ トロワグラース)

「食べ物なら成分表示を見て買うように、服も素材表示を見て買うのが当たり前の世界になってほしい。たとえ最先端のファッションだとしても、この先枯渇してしまうものを取り入れているならば、私にとっては意味がない。それを着て自分を飾り立てても、もう幸せを感じることができないことに気が付いたんです。私にとっての着心地の良さとは、単なる縫製の工夫だけではありません。その素材が育てられ、服が作られる過程で地球に負荷がかかっていないこと。そんな服こそが、今の私を幸せにしてくれるんです」

デザインだけじゃない、買い手が知ることのない制作過程への強いこだわりが “心地よく、センスのいい服”を生み出していた。

撮影/竹内裕二(BALLPARK)
スタイリスト/NIMU(まきうらオフィス)
ヘア&メイク/SHIGE(HK PRODUCTIONS)
取材・文/本庄真穂

※プライスはすべて税抜です。

ミ ヴァコンス公式サイト  https://mesvacances.jp/


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