「ベーシックをアップデート出来るひと」がモテる理由とは? スタイリスト青木貴子がナビ

ファッションを語るときにベーシックを極めることが大切!とかよく言われますよね。
そもそもベーシックって一体どんなものなのでしょう? 基本?普遍?保守的? ひとそれぞれベーシックの捉え方って違うと思いますが、やはり『王道』とか『大切な部分』というのが大方の共通概念だと思います。ものの基本や基準になるベーシックを大切にしているひとって、美しくスマートに見えます。あなたはベーシックを大切にしていますか?

ベーシックにこそこだわりたい

“ベーシック”とは、基本的なこと、初歩的なこと。基本的の“基本”の意味を調べると、判断力や行動の基準の拠り所となる大元、基礎。と記されています。
おしゃれの基礎となるベーシックアイテムって、例えば白シャツやジャケット、綺麗めのパンツやスカート、デニムなど。コーディネートの主役になる派手さはないものの、とっても目立つ部分。だからこそコーディネートの根幹であるベーシックアイテムは、素材感や仕立てが良く見える縫製がしっかりした美しいものを揃えたい。シンプルなものほど素材や縫製の良し悪しが目立ちます。普通のものを着ているのにとっても素敵に見えるひとはそこにこだわっている、普通に見えるそのアイテムのクオリティーが普通じゃなかったりするんです。そして質のいいベーシックアイテムを選んでいれば、合わせのアイテムは少々ロープライスで遊んでもチープに見えないものなのです。

シーズンアイテム、その浴衣姿は美しい?

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さて、基本になるベーシックアイテムは質のいいものを選ぶと見た目が違うということを前途しましたが、着こなしについても同じことが言えます。正統的な綺麗な着方を知っているひとだけがカジュアルダウンを上手に出来ます。“崩している”と“崩れている”は違うんです
例えば浴衣。昨今は花火大会に浴衣で出かけるひとがとっても多くなっていますが、浴衣の着こなしはとっても気になります。襟元がゆるすぎたり、足元を崩しすぎて下駄ではなくサンダルを履いてるひとを見かけますが、なんだか素敵には見えません。あまりにも崩しすぎていると崩れているようにしかみえないものなんです。正統的な基本の浴衣の柄行きを選んだり、着こなし方を知っていれば落とし所がわかり粋に格好よくこなすことが出来ます。
私は古典柄などをピシッと着ているひとについつい目がいっちゃいます。そういうひとは素敵な男性が隣にいる確率が高いような気がします

ベーシック美人はスマートでチャーミング!!

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やはり基本をきちんと押さえて応用の効く人がインテリジェンスも感じられるし魅力的に見えます(ファッションだけではなくなんでも!)。
そしてベーシックも実は日々進化しています。白シャツひとつとっても、10年前と今とじゃ素敵と思えるシルエットが変化しているでしょう? デニムだってジャケットだってそうです。だから一度買ったらそれでOKというわけにはいかないんです。そこをちゃんとアップデートして新しいベーシックをキャッチアップしているひとが『ベーシック美人』。ベーシックアイテムにこだわって、常に進化した装いをしているひとは柔軟でしなやかな感性、感度の良さを感じさせます。そんなひとは当然チャーミングに映ります。

夏は装いもシンプルになってきます、今一度あなたのベーシックアイテムをチェックしてみて。キャッチアップが必要と感じたら今すぐ新しいベーシックを吟味しに出かけましょう!

文/青木貴子


青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。
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