大人の女は、変幻自在なスカーフを愛してる【大人のコーデ術】

ファッションのみならず、食やインテリアまで、自身のこだわりに叶ったモノに囲まれた心地よい暮らしを楽しむ、スタイリスト青木貴子さんの連載「おしゃれを彩るモノ語り」。 青木さん自身のスタイルを構築している要素 = 身のまわりのモノたちについて、 お気に入りの理由、そのアイテムの魅力や背景、使い心地や着心地、 どんな時間をそのモノと共有してきたのか・・・など、大切なモノたちにまつわる物語を綴っていただきます。 


今回は、装いに彩りと変化をもたらす重要小物、スカーフにまつわるストーリーです。(編集部)  

雰囲気美人はアレンジ上手

なんだか垢抜けたひとの共通項に『アレンジ上手』というのがあげられると思います。さりげなくアクセ使いが上手い! 無造作なまとめ髪が格好いい!とかとか。装いアレンジ上手は一目おかれる雰囲気美人になれる近道といっても過言ではない思います。

でもこのアレンジってやつをさらっとするのがなかなか鍛錬がいるというか難しいと考えている方って多いと思います。実際、アクセ使いが上手なひとって装いに合わせたアクセやジュエリーをたくさん持っていたりする。どれにでも合わせられるもので個性やセンスを出すのって、よほど重ね付けアレンジが素敵って場合以外難しいのも事実。

雰囲気美人になれる特効アイテム!

そこで注目して欲しいのがスカーフ!簡単に、効果的にアレンジ上手の雰囲気美人に見える特効オススメアイテムなのです。スカーフって柄があるから存在自体がすでに華やか。そしてあってもなくてもいいものだから(と言うと要らないものみたいですが、笑)、コーディネートに加えてあるコトで装い全体にスペシャル感が出ます(つまり、ひととはちょっと違った着こなし上手に見える)。

スカーフ巻いてるひとってお洒落さんに見えるでしょ? アクセ使い上手はコーディネート鍛錬や品数が必要だけれど、スカーフってそのもの一枚加えれば良いという即効力も魅力です。

スカーフ欲しくなってきました? たくさんの色柄や大きさを見たいなら、やっぱりエルメス。写真の2枚はエルメスのものです。色幅も柄ゆきもサイズの種類も豊富、見ているだけで楽しくなります。スカーフコーナーへGO!

選びの基準は好きな柄


さてさて、スカーフ選びですが、私がいちばん重視しているは柄。いろいろな服に合わせやすい色を選ぼうとかは考えなくても良いと思います。スカーフ自体に主張があるものの方が、意外とどんな格好にもフイットします。スカーフとは目立つ存在です。それを加えるからお洒落に見え、雰囲気美人になれるのです。個性的な柄や印象的な色のものを選ぶことで、スカーフをつけた時の装い全体の魅力がアップします

左はSWASHというブランドのもの、黒地に個性的な柄と色が映える一枚。シンプルなコーディネートの時でもこれを加えるだけでたちまちお洒落っぽい装いに見えちゃうので重宝してます。

右はGUCCIとコムデギャルソンのコラボもの。GUCCIの正統派な柄に真っ赤なインクをまき散らしたようなペインティングが印象的、その斬新な柄に惹かれて衝動買してしまいました。ビビビッときたのは正解で、かなりなお気に入りアイテム。これも何でもない白Tやシャツと合わせて。コーディネートのアップグレードに一役かってくれてます。

スカーフビギナーにオススメのカタチ

そしてこちらの2枚はエルメスのロザンジュ。菱形なのでとってもあしらいやすく、サマになりやすい。スカーフビギナーには超オススメのカタチ。いろいろな大きさがありますが、どの大きさでも正方形のスカーフに比べ格段に巻きやすいです。

私の持っているのは小さめサイズなので、コンパクトにまとまります。冬ならタートルネックの下に結んでちらりと首元から出したり、春から夏にかけてはチョーカーっぽく首に巻いたりブレスっぽく手首に巻いたりしています。さりげなく使える便利アイテム。

スカーフはカタチや大きさ、そして素材によっても扱いやすさが違ってきます(ハリがありすぎても使いずらかったりしますから)。試着の際にいろいろと試してみて、しっくりするものを見つけましょう。

季節ごとにスカーフも衣替えを

スカーフを季節によって使い分けるとさらに雰囲気美人度がアップします。これはコットン素材、春から夏にかけてのみ使っているスカーフです。着るものも軽い素材が増えてくるから、スカーフもそれに合わせて衣替えすると軽やかなスタイリングが出来ます。

シルク素材は通年使えますが、季節に合わせて春夏はコットン、秋冬はシルクカシミヤなんかのスカーフをしているひとを見ると、おっ素敵!と思います。行き届いたお洒落は美人度がアップ。ちょっとしたコトですが、そのちょっとしたことで差がつく、そんな気がします。

スカーフはいつもの装いに華やぎを加えるスパイスアイテム。おりしも冬場はダークな色の服になりがちなので、スカーフで色をさしてみると気持ちもアガリます! 変幻自在なスカーフの威力、ぜひ体感してみて下さいませ。

文/青木貴子
撮影/植一浩

青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。
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