ニキ・ド・サンファルに恋して


【Fromエディターズ】年末はとにかく予定がぎっしり。年が明ける前に美術館に行きたいと思っています。(あとスターウォーズ観に行かなきゃ!)美術館でひとり作品鑑賞をするのが私にとって至福の時間なのです。

今回は私が好きなアーティストのお話を。思い出に残っている展覧会に、2015年に六本木の新国立美術館で開催された「ニキ・ド・サンファル展」があります。パリ郊外で生まれ、アメリカで育ったニキ。彼女の作品は、魔女・娼婦・結婚・出産など女性をテーマとしたものが多くみられます。自由な色彩と発想、有機的な彫刻のフォルムに、柔軟でパワフルなメッセージが伝わってきます。この展示会に、「ブッタ」という作品が出展されていました。これは彼女が来日した際に仏像から影響を受けて生まれた作品。ガラスや天然石が埋め込まれ、高さ3メートルという大迫力の作品、そして色数が多く、きらびやかなのにどこか静けさが残る、不思議な感覚を覚えたのでした。

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彼女は10代のころ、『VOGUE』や『LIFE』誌で表紙を飾るモデルとして活躍。しかし、神経衰弱に陥ったのをきっかけに芸術家としての道を確立していった経緯があります。そんな経緯もあってか、私が彼女のポートレートを見たときの印象は本人が“おしゃれ”。作品もまた“おしゃれ”に感じたのです。

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そう感じたことを思い出したのは、今年のこと。3月に、ソニア リキエルが彼女の作品からインスパイアされた2017年秋冬コレクションを発表(写真上)。9月に発表されたディオールの2018年春夏コレクション(写真下)は、ニキの作品と、彼女がモデル時代に当時のディオールのデザイナー、マルク・ボアンの服を纏(まと)っている写真から着想を得たもの(はあ〜この会場で見たかった・・・)。ユニークなパッチワークや刺しゅうなど、心惹かれるモチーフ使いがなんとも贅沢。ルックを見ているうちに、改めてニキの作品が好きになりました。

彼女の作品は日本でも直島のベネッセハウスミュージアムや箱根の彫刻の森美術館など、あちらこちらで目にすることが出来ますよ。ぜひ直接鑑賞してみてくださいね。(GINGERweb編集部 SHIMOGATA)

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