モヘアとはどんな素材? 知っておきたい【ファッション用語解説】

知っているようで知らないファッション用語の意味を紐解きつつ、今手に入れたい関連アイテムをご紹介する連載「スタイリスト平田雅子と読み解くFASHION DICTIONARY」。 素材やデザインの特徴、ブランドの歴史、トレンドの流れ・・・一着の服に隠されたさまざまなバックグラウンドを知ることで、おしゃれはもっと楽しく、味わい深くなるはず。平田さんのナビゲートのもと、今までよりもう一歩踏み込んで、ファッションについて学んでみませんか? 今回取り上げるキーワードは「モヘア」です。(編集部)

モヘアとは?

この季節になると着たくなる、ふわふわな肌触りのニット。細かい起毛があるこれらのニットのことを、何と呼ぶでしょう? 何となく「モヘアニット」という呼び方がしっくりくるという人が多いかと思います。

ただ、「モヘア」というのはあくまでアンゴラ山羊の毛のこと。柔らかく滑らかで、美しい光沢を持つのが特徴です。そのアンゴラ山羊の毛で作られた糸であれば、ふわふわに起毛させながら撚(よ)っても、起毛が少ないように撚っても、モヘア糸。モヘア=ふわふわとは限らないのです。ウール(羊)、カシミア(カシミア山羊)、アルパカなどと同列の言葉といえますね。

とはいえ、モヘアの特長を最も生かせるのはやっぱり、ふわふわな撚り方。専門的には「タムタムヤーン」と呼ばれる種類の起毛糸として、撚られることが多いのだそうです。つまり、私たちがいわゆる「モヘアニット」や「モヘア混ニット」で楽しんでいるふわふわな毛糸は、正確には「モヘアのタムタムヤーン」の毛糸なのです。

モヘアニットの良いところは、どんな柄や色も、柔らかい雰囲気に持っていってくれるところだと思います。

モヘアの風合いを最大限活かした、素敵な配色柄のニット。カーキやキャメルなど、ニュアンスカラーのボトムに合わせたい! 薄手なのでもたつかず、体のラインをきれいに見せてくれます。

柄ニット¥62,000/フォルテ フォルテ(クチューリフ アトレ恵比寿店)

イエローがかったポップなグリーンは、元気が出る可愛さ! 今シーズンは、重たくなりがちな冬のコーディネートにぱっと明るさを加えてくれる、こういったソフトなカラーがトレンドです。

ニット¥24,900/ロベルト コリーナ(シップス 渋谷店)

一着は押さえておきたい、ノルディック柄のニット。パキッとしたブルーなら、ほっこりしすぎず、洗練された印象に。インディゴのデニムに合わせて着たいですね。

ノルディック柄ニット¥26,000/バトナー(シップス渋谷店)

フェザーが全体にちりばめられた、柔らかな雰囲気の一着。ボトムスしだいで、いろいろなイメージで着こなせそうです。

フェザーニット¥38,000/ミホコ サイトウ(エスティーム プレス)

※プライスはすべて税抜です。

<問い合わせ先>
エスティーム プレス TEL : 03・5428・0928
クチューリフ アトレ恵比寿店 TEL : 03・5475・8427
シップス 渋谷店 TEL : 03・3496・0481

平田雅子 / スタイリスト
ナビゲーター
平田雅子 / スタイリスト
スタイリスト宮澤敬子氏に師事後、2018年に独立。モードやストリートカジュアルをリアルに落とし込んだMIXスタイルが得意。ファッション誌やCM・広告などを舞台に幅広く活躍中。
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