自分の顔に馴染むメガネ選び~スタイリスト青木貴子のモノ語り

ファッションのみならず、食やインテリアまで、自身のこだわりに叶ったモノに囲まれた心地よい暮らしを楽しむ、スタイリスト青木貴子さんの連載「おしゃれを彩るモノ語り」。選んだひとつひとつのアイテムに、特別な想いがあるそう。 青木さん自身のスタイルを構築している要素 = 身のまわりのモノについて、 お気に入りの理由、そのアイテムの魅力や背景、使い心地や着心地、 どんな時間をそのモノと共有してきたのか・・・・など、大切なモノたちにまつわる物語を綴っていただきます。
今回は、コーディネートや顔立ちの印象をガラリと変えるその威力に注目したい、メガネのこと。(編集部)

メガネは、私にとって一種のコスプレ

スタイリングの印象を左右するくらいのチカラもあり、すっかりファッションピースのひとつとして欠かせないアイテムになったメガネ。伊達メガネを持っていないひとの方が少ないんじゃないでしょうか?
今回はおしゃれ便利小物、メガネについてのモノ語りです。

今のところまったくの伊達メガネですが、ほぼ毎日メガネをかけている私。もうすっかりメガネをかけた顔や格好に慣れすぎていて、忘れて出かけると不安になるくらい(笑)。

私のメガネ暦は相当長いです。もともと眼が良くって、小さい頃の視力は2.0(いまもありがたいことに簡易検査で測れる最大値の1.5)。メガネはたいてい近視の子がかけるものなので、眼のいい私には縁遠い存在でした。
でも中学に入ったくらいの時からどうしてもメガネがかけたくなりました。だってなんだかメガネかけている子の方が賢そうに見えるんだもーん、いいなぁって、そんな理由だったんですが(笑)。

遠視でもメガネが必要ということを知るとすぐにメガネ屋さんに! あれやこれやかけては外しを早速楽しみました。
そのとき思ったのは、メガネってかけるとやっぱり印象が変わるなーってこと。私にとっては一種のコスプレ。面白いなと思いました。今とおんなじとらえ方ですね、ファッションの一部としてのメガネ。以来メガネやサングラスは私の必需アイテムになりました。

現在いちばんのお気に入りはオリバーピープルズの黒フレーム。
これは“ボストンウエリントン”といって人気の高い“ボストン”という形と“ウエリントン”という形がミックスしたハイブリット型。
ボストンは丸味の強い逆三角形、代表的な愛用者はDr.スランプアラレちゃん。ウエリントンはやや丸味のある逆台形、代表愛用者はジョニーデップ。なんとなく形の想像がつきました? これはそのふたつをミックスした形。ボストンほど大きくなくて、ウエリントンよりかっちりしすぎない。ほどよい柔らかさとクールさを併せ持つ最強フォルム! 私のイチオシ“ボストンウエリントン”。カジュアルからモード、フェミニンまでどんなスタイルとも合わせやすい

もうひとつのお気に入りはモスコットの太いセルフレーム。昔の政治家や大企業の社長さんがしていたような鼈甲(べっこう)の太いクラッシックなメガネが私の憧れ。そんな風合いの色味のセルが欲しいなぁと思っていたところで出合ったのがこれ。フレームの太さが何と言ってもスタイリッシュで一目惚れしました!
かけた時の存在感、結構インパクトがあるのですが、基本クラッシックでベーシックな形なので品良くメガネが決して悪目立ちはしません。メガネでイメージをチェンジしたい!なんて思っているのなら、個性的な形のものをお勧めします。かけていて褒められる機会が多いメガネです。

これから寒くなる季節。コートや厚手のニットを着たりと、ボリュームのある装いになっていきます。目元にポイントとなるメガネがあると秋冬のスタイリングのバランスがグッと良くなります。おしゃれがキマる、ちょっと存在感のあるメガネ。持っていると便利ですよ〜!

文/青木貴子
撮影/植一浩


青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。ファッションに関するインスタグラム(@takako_aoki_stylist)を開始。ぜひフォローを!
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