山田優が向き合うコンプレックスとは?悩める日々を経ての「今」を語る

誰もが振り返る抜群の容姿と体格。 「モデル」という職業を生きる彼女にとって、コンプレックスなんて無縁の話だろう と思っていたら大間違い。人一倍外見にも気を遣い、美を体で表現する仕事だからこその悩み、不安があるのです。人気の裏に隠された、知られざる努力や葛藤、心の奥底に秘めた想いや経験の数々を伺ってきました。

太りやすく、必死でポージングを研究していた日々

まん丸の顔、がっしりした二の腕・・・・・・。10代後半から20代前半は、ほっそりと可愛らしいモデルと自分を比べては落ち込む日々でした。一番太っていたのは20歳前後。撮影でフレンチスリーブを着たときなんて、もう最悪。似合わないし、余計に太って見えてしまうんです。華奢で可愛らしいモデル仲間を横目に、ありとあらゆるダイエットを試していました。

だからこそ始めたのが、毎晩のポージング研究。お洋服を素敵に見せるべく、鏡の前でああでもないこうでもないと、ベストな角度を探す作業を重ねたんです。モデルとして当たり前の訓練とはいえ、あそこまで頑張れたのはコンプレックスがあったからだと、今振り返ってみて思いますね。

同時に年齢を重ねて思うのは、周囲の声の大切さ。以前は鼻筋が低くて大嫌いだった横顔も、カメラマンや編集さん、そして大切な彼が「素敵だよ」と褒めてくれることで、だんだんと受け入れられるようになっていったんです。

弱い自分と向き合うことで、覚悟が決まった

さらに実は、引っ込み思案で「言いたいのに言えない」という内面コンプレック
スも抱えていたんです。当時は、自分の仕事に対して"言われるがままのお人形"。やりたいことはあるのに、恥ずかしがり屋で引っ込み思案で、「怒られるのが怖い」という勝手な思い込みでコミュニケーションを避けていました。

でも、ちょうどそのころ今の旦那さんに出会ったことも大きかった。当時から彼は、自分の意見をきちんと言える人だったので、私も『このままじゃ・・・・・・』と25歳で一念発起。事務所に黙ってバッサリ髪を切ってショートヘアに。今までの弱い自分にさよならしたんです。

結果は・・・・・・もちろん大目玉を喰らいました(笑)。でもね、それをきっかけにたくさんの話し合いができたんです。私は何が好きか、何がやりたいか、何を目指しているのか。
すると、押しつけだと感じていたものが、周囲がよかれと思って動いたことだとわかったりもしたんです。

自由とともに手にした責任

そこで、自分のなかに生まれてきたのが“自由と責任”。発言するなら、責任取らなきゃと思うようになりました。
だから今は、どんな仕事も楽しむための工夫を凝らすようにしています。結果的に、コンプレックスと向き合うことで、なんだか生きやすくなったんです、私。

そう考えると、コンプレックスって意外と悪いものじゃない。むしろ、成長のきっかけを与えてくれる宝物。今はそんな風に思っています。

撮影/吉田崇(まきうらオフィス)
スタイリング/竹岡千恵
ヘア&メイク/中村未幸(Lila)
取材・文/本庄真穂

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