「柔らかいひと」がモテる理由とは? スタイリスト青木貴子がナビ

気持ちいいことのひとつに「柔らかい」という感覚があります。ふわふわしたものが嫌いな人って滅多にいない、いやあんまり聞いたことがない。逆を返せば「柔らかいもの」はほぼみんなが大好きなんです。 多くの人が好きで惹かれる「柔らかいもの」に、魅力的なひとになれる何かのヒントがありそうです!

「柔らかい」がなぜ好きなのか

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小さい頃、ガーゼやタオルケットが手放せなかった。そんな記憶や母親から子供の頃そんなだったのよ、なんて言われたことはありませんか? 小さい子は柔らかくてふわふわするものに触れているのが大好き。それって単純に安心感があるからなんでしょうね。
何故そう感じるのか? きっとそれは安心安全な子宮の中がふわふわで柔らかかったからなんじゃないかと思います。その感覚を求めているから包み込んでくれる柔らかいものに安心するのでしょうね。
そして「柔らかさを求める」感覚や行為は大人になってからも変わらないのではないかと思います。包まれたい、安心したい。大人になったからこそ、余計にそういう思いが心の中で膨らんでいってるような気もします。そう、だから柔らかいものがいくつになってもみんな大好き。 

 触り心地が柔らかい

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人は色々なところで「柔らかさ」を感知します。手からだったり耳からだったり、心でだったり。その中でいちばん単純にダイレクトに感じるのが手触り。さてさてあなたの肌は柔らかい? 両手で頬を包んでみましょう。二の腕を抱きしめても構いません。その感触はどんなですか? カサカサしていたり、硬かったらそれは今から改善しましょう! お手入れ、急務です。触り心地の柔らかさは見た目にも現れます。書いていながら近くにあったボディクリームを塗ってみました(笑)。あ、感触も見た目も変わった。ちょっとのことで全然違います。
しっとりと柔らかそうな肌には思わず触れたくなるというのが男性の心理らしいデスよ(自分にはないものだから、だそう)。マメにクリームを塗る、これだけでポイントが上がりそうです。ちなみにいつでもしっとり柔らかだと自分も気持ちがいいものです。

言葉が柔らかい

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聞き心地の良い、耳当たりの良い声というものがあります。声の高低やトーン、早い遅いにも関係しますね。音の響きによって心地良くなったり、また逆だったり。
先日タクシーに乗った時のこと。私は仕事先に急いで向かわなくてはならず、ちょっと気持ちも急いていました。そのとき乗せていただいたタクシーの運転手さんの話し方が本当に穏やか、少しゆっくりとした口調、優しく柔らかい言葉選びと語尾。行き先を告げ、ひと言会話をやり取りしただけでスーッとこちらもとってもゆったりとした気持ちになりました。「あ、いいな。優しい話し方って、相手を心地良くするものだな」と実感。素直に「こういう話し方を見習おう!!」と思いました。日々いろいろなアクシデントもあれば、ストレスのかかることにも遭遇します。キンキンした早口やまくし立てるような口調、高圧的な言葉に出会うとゲンナリします。自分もいつだって平静でいられるわけじゃないけど、そうなりそうになったらこの運転手さんの話し方を思い出そうと決めました(笑)。柔らかい言葉を話せる人は、しあわせを手繰り寄せるチャンスがぜったいに高いと思います。何故って、柔らかい言葉を話す人といると、こちらもつられてそうなれるから。素敵な人にみんな憧れるから、周りにひとが寄ってきます。ひとをしあわせな気持ちにできるひとは、しあわせになれるひとだと思います。

頭が柔らかい

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立場や考え方にこだわらないで、その場に応じて柔軟な判断や対応ができるひとって素敵です。答えってひとつじゃないから、決めつけないでいる方が解決や飲み込みが早いもんなんです。物事って正面から見えているところと、上から見たところが全然違ったりもする。発想が凝り固まっていなくて柔らかい頭を持っていると、いきなりどっからでも見てみよう!みたいな行動が出来る。毎回違ったアプローチで物事を考えられると、途中の展開すらも新しい発見が多くて楽しめちゃったりする。
頭で物事を多面的に捉えられる人は、なんだか楽しそうな雰囲気を放っています。決めてかからない頭の柔らかさは「素直」に似ているのかもしれません。楽しそうなひとは会っていても気持ち良いですよね。

心が柔らかい

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なんとなくですが、“考える”のが頭で“感じる”のが心のような気がするのです。考える頭が柔らかいから心も柔らかくなるのか、はたまたその逆なのかは定かではありませんが、総じてどちらかが柔らかい人は、どっちも柔らかい度が高いようです。
心が柔らかいひとは突っぱねるというテンションがないので穏やか、対面している相手の緊張をほぐします。心の柔らかさは「優しさ」という言葉にも置き換えられる
心が柔らかいと嫌な感情や悲しい気持ちが入ってきても、やんわり受け止めることができそうです。カチコチ硬いと響いて嫌な感情が心の中で増幅したり、心に傷がついたり割れちゃったりしそうでしょ? 実際そうなんだと思います。心を柔らかく保っておくことは自分を守る上でも大切なこと

手触りも、聞こえ方も、発想も、そして心も、柔らかくいるには、常に「そうあろう」と思って心がけること、これに尽きます! 心がけていればいつでもできます(ずっとできたら相当すごい、これはなかなか実は至難、笑)!! 思い癖とかと同じで、柔らかくいたいなと常に思っていれば、自然とそんな風になっていきます。私も柔らかいひとになりたいなぁと思い続けよう。あなたも周りをも巻き込んで、柔らかく素敵なひとを目指して見ませんか? 世の中に柔らかいひとを増やすことができたら、あなたの魅力はその分さらに高まります!

文/青木貴子


青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。
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