「怒られるひと」がモテる理由とは? スタイリスト青木貴子がナビ

あなたはよく怒られますか? 怒りますか? そうすることで落ち込みますか? 怒られてしまうことって無意識にしてしまっている場合が多いもの。怒られるのはちょっと嫌だけれども、自分でも気がついていない間違いを“怒られることで教われる”という側面もあるのです。気づかぬ自分の悪習を識ることで、より良い自分に変われる(魅力的になれる)。怒るという感情やそれに伴うコミュニケーションには、人として素敵になれるヒントが隠れていそうです!

怒られるひとはどんなひと?

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怒られるのが好きなひとってあんまりいないですよね、当たり前ですが(笑)。誰かから怒られるときは何か間違ったことをしていたり、反感を買ったとき。大体が自分に非がある場合が多いのですが、それでも怒られたあとはシュンとなります(相手の勝手な感情をぶつけられる理不尽な場合もありますが、苦笑)。そして素直に相手の言っていることが聞けない場合もあります。だっていつだって誰しも自分のしていることに対しては(正しいかどうかは別として)これで良いと思って行動しているんですから。
でも、でもですよ。怒られることが発生したときはやはり何かしらの原因があり、改善する余地があるのです。
さて、怒られるときってどんなときなんでしょう。何か非があるときですよね(さっきも書いたけど、理不尽の場合もあり)。では怒られるひとはどんなひとかというと、怒っている相手が近しい相手の場合は、相手にとってあなたは「ちゃんと関わりたいと思われている」ひとです。さほど近しく無い相手の場合は「こういう事に気をつければいいのに」と気にかけてもらっているひとなんです。つまり怒られる=相手にされているということ。そう思うと、怒られるって自分の存在を認めて貰っているという証、ありがたいことなんです。怒られているその瞬間はそんなにポジティブに取れないけど(笑)。

怒られなくなったらオシマイについて

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よく『怒られなくなったら終わり』という言葉を耳にします。前述したように怒るということは相手に伝えたいことがあるからする行為。怒ってくれるひとは、あなたに改善の余地を見出してくれていたり、ある種の期待を抱いているわけです。伸び代を感じてもらっていると言っても良いでしょう。意外と怒るってパワーを使います、疲れちゃうくらい!怒る方も体力をとっても使います。ひとは相手のことがどうでもよくなったら、いくら相手に怒りや不快感を持っても何も言わなくなります。体力と時間を使うのが勿体無いと思っちゃうから。相手が恥じかこうが嫌われようがどうでもよくなったらもう怒りません。怒られなくなったら見捨てられたってこと、ある意味オシマイです。怒られなくなったらどうしたら良いかを考える必要がありそうです。

怒られた、その後

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さて怒られたときにどうするか。その瞬間はびっくりしたり、はたまたこちらも怒ったりの気が動転状態ではありますが、これは自分が悪いな!と思ったら素直に謝りましょう。相手は時間と体力を使ってあなたのよくない部分を教えてくれているのです。怒って下さってありがとうございますと感謝の気持ちを伝えたら、相手の心も晴れますし、今後いい関係が出来上がります。雨降って地固まるです。その瞬間は無理でも、少し経ってからでも構いません。「怒られたポイントを詳しく伺っても構いませんか?」と聞いてみましょう。相手もクールダウンしているので、より冷静に話をしてくれると思います。客観的かつ正直な意見をもらうことはとっても貴重。あなたに興味のない人は決して真剣に怒ったり、理由を教えてはくれませんから。

相手にも非があると思われる場合は、相手にその部分をちゃんと伝えましょう(これって喧嘩に近いけど)。これは大事です。何か衝突が起こる時というのは、どちらにも要因があります。お互いにそれを認め合えない相手とは発展の余地がありません。本当に必要な相手同士なら話し合って関係を改善できるし、リスペクトがない相手なら、もうそこで終わるし。相互にイーブンに思い合えない相手に怒られても何の良いこともありません。時間の無駄なので関わらない方が良いでしょう。

“怒ること” の大切さ

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泣いたり笑ったり怒ったりは、感情を大きく動かされたときに湧き上がる行動。心に従うって素敵なことです。泣くと笑うはいちばん単純で純粋。怒るはちょっと複雑な気持ちが入り混じります。葛藤みたいな。自分が決めている正しいと思っていることと相手が違う行動をとったときにひとは怒ります。自分の正義が本当にあっているかどうかは甚だ疑問で、見誤ってはいけない。ひとを怒るときにまず己で気をつけなきゃいけないのはココ。誰かを怒った後は相手の為になることが本当に言えていたかな?とか、自分自身も振り返るべし。怒るポイントって自分の中にある嫌な部分が相手に見えたときだったりもします。だから異常に反応したり、許せなかったりということもあります。相手に投影しているわけ。何でこんなに怒ってんだろう?と紐解くと、自分の内面も見えてきたりもします。その要因に気づけたら、相手を怒りつつも自分も改善できちゃったりします、深い!
また感情が爆発して自分も悪いのに誰かを怒ってしまったときは、あとでちゃんとそこは謝りましょう。ここで素直になれると、相手との関係性も発展するし、良好になります。
怒ることって相互理解につながったり、実は人間愛の最たるコミュニケーション術なのではないかと思います。怒られることや怒ることを恐れずに受け止めると、またまた素敵な人に成長できそうです(と書きながら実はついさっき怒ってしまいましたが、笑)。
意識の変換をすれば “怒られること、怒ること”はぜったいにプラスの成長エネルギーに変化します!

文/青木貴子


青木貴子/スタイリスト
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青木貴子/スタイリスト
ファッション誌、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。著書『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)では、役立つおしゃれハウツーを指南。お気に入りレシピと器について綴った料理本『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)も人気。ファッションに関するインスタグラム(@takako_aoki_stylist)を開始。ぜひフォローを!
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