【大人女子の常識】生理痛緩和だけじゃない!ピルを飲むメリットとは

子宮まわりの病気について、より真剣に考えなければならないGINGER世代。自覚症状がないことも多いため、異常や病気の前兆を見逃してしまうこともあるようです。身近になってきた病気だからこそ、改めて学んでおきましょう。予防するためにできることを、産婦人科医・高橋怜奈先生に伺いました。

子宮まわりの病気を防ぐためにすべきこと

おすすめは、ピルを飲むことです。ピルは避妊以外に、子宮まわりの病気予防に役立ちます。子宮内膜を薄くする作用があるため、生理ではがれ落ちる部分が減り、結果、経血量を軽減。それによって、生理痛も緩和されます。

さらに、注目したいのが子宮内膜症進行の予防卵巣がんなどにかかりにくくなるなど、病気のリスクを軽減する作用も期待できる点。

また、生理前後のホルモンバランスの乱れを整える作用もあるので、PMSホルモンバランスの乱れによる肌荒れの改善にも役立ちます。

「今のところ、妊娠はいいや」と思っていても、飲んでおくのが賢明です。リスクがあってピルを飲めない、毎日ピルを飲み忘れてしまう人は、“子宮内黄体ホルモン放出システム”という、子宮に挿入するタイプのホルモン治療もあるので、婦人科で相談を。

ピル服用時のポイントは?

ピルを服用するときに、知っておきたいことは以下の通り。しっかり頭に入れておきましょう。

服用理由を伝えて処方してもらう
まずは婦人科でピル処方の希望を伝えましょう。症状や服用理由によって、適したピルを処方してもらえるので、服用の目的をしっかり伝えることが大事です。

「低用量ピル」と「超低用量ピル」の2タイプがある
違いは、含まれる女性ホルモンのエストロゲンの量。超低用量ピルは月経困難症などの症状があれば、保険が適用されます。

1シート¥2,000〜3,000
自費でも保険適用でも、1シート(約1ヵ月分)で、この程度。安いからとネットで購入せず、必ず医療機関で処方してもらいましょう。

服用は1日1回
処方されて最初の生理が始まった日から1日1錠を服用して。飲み忘れたら、気付いたときに1錠飲み、その日の分も飲めばOKです。

処方は2〜3ヵ月分が一般的
保険適用のピルは、まとめて処方できるのが3ヵ月分まで。自費のピルの場合、半年分くらいは処方してもらえる医療機関が多いです。

最初の1〜2ヵ月は副作用があることも
昔と比べて副作用が断然少なくなったものの、ホルモンバランスが変わるので、からだのだるさ、軽い吐き気や頭痛などがあることも。

かかりつけの病院を持っておきましょう

「不正出血がある」「おりものがちょっと変」など気になることが起こった場合に、すぐに行ける病院を持っておくといいでしょう。そこで、検診も継続して受けるのがベストです。それは毎回違う病院に行くよりも、過去の超音波検査などのデータもあるほうが、医者も診断しやすいから。これは婦人科に限らず、ほかの科でも同じ。かかりつけの病院を持っておくことは、自分のからだを愛することにつながります。

定期的な検診はもちろんですが、自分のからだのためにできることを考え、実行していきましょう。

監修/産婦人科医・高橋怜奈先生
東邦大学医療センター大橋病院・婦人科在籍。2016年6月にボクシングのプロテストに合格し、世界初の女医ボクサーに。女性医師が数多く所属する「女医+(じょいぷらす)」の一員として、健康の啓蒙活動なども行う。

イラスト/上坂じゅりこ

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