【教えて、女医さん!】外出自粛生活で、なんだか体調不調。これ、病院に行くべきですか?

国内では非常事態宣言が解除された県もあり、コロナ禍は収束に向かっている流れではありますが、まだまだ予断を許さない状況が続きます。慣れない外出自粛生活を続けてきて、そこここに不調を感じる読者も増えているよう。
自覚症状はあるものの、この状況下で病院に行くほどのことなのか否か。でも、心のなかには不安が募っていきます・・・。

そこで、今まさに皆さんが感じている体と心の“不調”について、ゆう上尾在宅クリニック院長 上田悠理先生にご相談してみました。
上田先生は、オンラインでの診療も実施されていて、自宅にいながらしてZOOMのビデオ通話を使った受診が可能です。予約の申し込み、詳細はホームページ( peerhomonclinic.or.jp/lp )にてご確認ください。

不調 1 : あまりよく眠れない

外出自粛となってから、眠りが浅く、何度も目が覚めて熟睡できません。市販の睡眠導入剤などを利用したほうがよいでしょうか?

【上田先生からのアドバイス】
食事や昼寝の習慣など、日中の生活リズムが崩れてはいないでしょうか? 朝しっかりと日光を浴びて過ごすことで体内のリズムも整います。また、寝る直前にスマホやテレビなどの刺激を控えていただくほうがスムーズに眠りに入ることができます。自分の睡眠(入眠時間、起床時間、睡眠満足度など)を記録し、自分を知ることも重要です。

生活習慣を見直しても睡眠改善が得られない場合には、専門の医療機関を受診されることをお勧めします。睡眠障害の原因は多種多様であるため、安易に市販薬を使用するよりも、まずは専門家にご相談ください。睡眠導入剤などの処方は対面が原則となりますので、お近くの睡眠外来を探してみてくださいね。


不調 2 : 胃が痛くなるときがある

コロナ以前と変わらない食生活を続けていますが、食べ過ぎてもいないのに食後に胃痛を感じることが増えました。胃のあたりを押すと、痛みがあります。食事量を減らすべき? 胃薬を服用すべきでしょうか?

【上田先生からのアドバイス】
食後の腹痛以外に嘔気、発熱など他の症状はありますか? また、痛みの部位はお腹のどのあたりでしょうか。患者さんが「胃痛」と表現される場合、上腹部の疼痛であることが多く、胃腸機能低下によるものや胃酸の影響など原因はさまざまです。常用されているお薬が原因の場合や胃以外に原因がある場合などもあります。特に食欲がない、特定の食品(油物など)を食べた際に痛みが起こりやすい、といったことがなければ、わざわざ量を減らす必要はありません。

我慢できないほどの痛みや発熱を伴う場合、症状が続く場合には精査が必要ですので、消化器内科を受診されるのが良いでしょう。ご心配な場合には、まずはオンラインでのご相談も可能ですので、お気軽にご相談ください。


不調 3:めまいがする

寝起きなど、頭がくらくらとして、めまいのような現象が起きます。テレビやパソコン、スマホのモニターの見すぎでしょうか? 改善方法はありますか?

【上田先生からのアドバイス】
急に起き上がる・立ち上がるなどの際に起こるくらくらする、目の前が暗くなるなどの現象は、起立性低血圧症という、急激な血圧低下に伴い一過性に脳が虚血状態になるため起こる症状の可能性があります。自律神経失調が原因ですが、予後は良好です。急激な動きを控え、ゆっくりと立ち上がることで症状は緩和されます。

その他、高血圧によるめまい症状や、三半規管などの耳の疾患(寝返りをうったり頭の位置を変えることで起こるぐるぐると目が回るようなめまいがある場合など)など、さまざまな原因が考えられます。症状が続く場合には受診をお勧めします。ご心配な場合には、まずはオンラインでのご相談も可能ですので、お気軽にご相談ください。


不調 4:足がつる

歩行量が減ったせいか、足が弱って(?)、買い出し時の歩行中や、寝ているときに足裏やふくらはぎがつることが増えました。改善方法はありますか?

【上田先生からのアドバイス】
足がつることを、医学用語では有痛性筋痙攣といい、痛みを伴う筋肉の急激な収縮のことを指します。誰もが経験する症状ではありますが、頻回に起こる場合、脱水や電解質異常によるものが疑われます。基礎疾患として、糖尿病、腎不全などが挙げられ、また熱中症など脱水状態でも起こることが知られているため、まずは基礎疾患や常用薬を確認しましょう。

一般的な予防法として、散歩やストレッチ、マッサージなどが推奨されています。足を延ばした状態でつま先を掴み、上に持ち上げるようにして、膝から足の後ろを伸ばすようなストレッチが効果的です。ビタミンや漢方薬で症状が改善する場合もありますので、まずはオンラインでのご相談も可能です。


不調 5:気分が落ち込みやすい

ひとり暮らしで、人と接する時間が少なくなり、急に涙が出たり、イライラしたりとちょっと情緒不安定気味です。友人や家族とビデオャットなどして気を紛らわしていますが、ほかにいい方法はありますか?

【上田先生からのアドバイス】
あまり刺激がない生活で、リズムも不安定になりがち。しかもひとり暮らしだと、不安になることがありますよね。夜眠れない、体がだるくやる気が起きない、今まで楽しめていた趣味に興味が持てなくなっている、などの症状はありますか? そういった症状もある場合、適切な医療介入が必要な場合もありますので、お近くの心療内科・精神科にご相談いただくのが良いかもしれません。

頑張らなければ、ちゃんとしないと、といった感情をひと先ず置いておいて、しっかりと休むことも重要です。在宅ワークですと仕事とお休みの境界が曖昧になりがち。「休む!」と決めて休息をとることも必要ですので、しっかりとご自身を甘やかしてあげてください。


——いかがでしたか? あなたが気になっていることについての回答は見つかりましたか?
ちょっとした不調でも放置せずに改善に向けてアクションを起こし、ただでさえ不自由が多い今の生活に、これ以上のストレスを抱えないようにしましょう。

上田先生は、オンラインでの診療も実施されていて、自宅にいながらしてZOOMのビデオ通話を使った受診が可能です。
「健康に関する不安の解消をサポートするために、この4月からオンライン診療を開始しました。当院へ受診歴のない初診の方でも保険診療で受診でき、診療により治療が必要だと判断された場合は、お薬をご自宅へ配送することも可能です。オンラインにて事前に予約いただく診療となりますので、どうぞお気軽にご相談ください」(上田先生)

ゆう上尾在宅クリニック 特別オンライン外来
オンライン診療時間 : 月~金曜日 10:00~17:00
WEB予約は24時間受付

予約の申し込み、詳細はホームページにてご確認ください。
peerhomonclinic.or.jp/lp


アドバイスをいただいたのは・・・

上田悠理 医師

ゆう上尾在宅クリニック院長 、HIMSS& Health 2.0 Japanコンテンツディレクター(メドピア株式会社)
山口県出身、早稲田大学法学部、岡山大学医学部卒。形成外科・在宅診療の医師として臨床に携わり、在宅患者の治療に従事。また、ヘルステックのグローバルカンファレンス、 HIMSS & Health 2.0 Japan (メドピア株式会社・日本経済新聞社・HIMSS共催)の統括ディレクターを務め、ヘルスケア×テクノロジー分野の発展のための活動にも尽力している。 

GINGERweb取材班
ナビゲーター
GINGERweb取材班
アラサー女子の心と脳を活性化させるニュースからインタビューまで、見逃せない話題のあれこれを丁寧にレポート。あなたの“やる気”をアップする刺激的なネタが勢ぞろい!
このナビゲーターの記事を見る