自分で前髪をカットすると、やっぱりおしゃれに決まらない理由【青山のサロンスタイリスト発】

青山のおしゃれヘアサロンYOKe:E副店長の松岡俊輔さんに教わる、モテる髪型を自分のモノにするためのハウツー。第5回目は誰もが悩む、セルフ前髪カットについて。プロの意見を参考に、おしゃれ前髪を手に入れましょう。 「目にかかるとうっとうしい」「前髪だけがやたらとすぐに伸びる気がする」「ちょうどいい長さが2週間ともたない」など、前髪にまつわる不満や悩みは、忙しく働く女子からよく相談される問題です。 「前髪だけのために美容室に行くのは面倒だから、少しくらい自分で切っちゃおう」という方も少なくないと思います。 美容師の立場からするとそれを絶対にNGとは言いませんが、失敗するリスクを考えたうえでやってくださいとしか言えません・・・。なぜセルフ前髪カットをオススメできないのか、具体的に失敗しやすい事例を見ながらそのワケを解説します。

NGなこと1 濡れた状態で前髪を切る

髪の毛というのは濡れている時と乾いている時とでは、長さの“見え方”が変わります。
髪質にもよるのですが、ほとんどの方が「濡れている時は長く、乾くと短い気がする」という印象を持ったことがあるのではないでしょうか。特に前髪は5mmでも印象は違って見え、1cmも変わればガラリと異なる印象になります。ちなみに、髪の毛の方向性も、生え方によって左右されます。
熟練した技術を持った美容師は、濡れている時点でその誤差を計算し、乾かした状態で長さの最終仕上げをすることがほとんどでしょう。

NGなこと2 大きなハサミで切る

1本の太さが1mmにも満たない髪の毛を切るのに、文房具ハサミや裁断ハサミのような刃の大きなハサミでなんとかしようというのは危険!
繊細な髪を切るためには繊細な道具が必要不可欠。
切る場所や切り口によって使用するハサミの種類を変えたり、ハサミの入れる角度を微調整するのが匠の技。
家庭にあるハサミを使うなら、せめて眉切りハサミくらい細やかなものを選んで慎重に切るつもりでないと、絶対に理想の仕上がりには近づけません。

NGなこと3 鏡に向かって、しかめっ面で前髪を切る

左右の長さの揃える際に、鏡に顔を近づけてご自分とにらめっこしながら切っていたりしませんか? 眉を目安に長さを揃える方はたくさんいると思いますが、眉毛の位置は表情によって上下します。
鏡を覗き込みながらしかめっ面になったり、無意識に眉を上げてカットしていると、一歩引いて表情をフラットにキープして切っていた長さよりも、短くなってしまうことがあるのです。
顔に力が入ったままの表情では、自然な表情の時のベストの長さには絶対になりません!

たかが前髪、されど前髪。髪型は“顔の額縁”です。
前髪は、ヘアスタイルを作り上げる際の重要なポイント。なので、ハサミの動きひとつひとつに、いろんな意味が隠されているのです。
ぜひ面倒がらずに、前髪だけでも気軽に美容室に足をお運びくださいね!

文/松岡俊輔

松岡俊輔/ヘアスタイリスト
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松岡俊輔/ヘアスタイリスト
表参道のおしゃれヘアサロン「YOKe(ヨーク)」の店長として活躍する実力派スタイリスト。パーマやカラーリングのケミカル知識を活かしたデザイン提案が得意。ライフスタイルに寄り添った丁寧なカウンセリングやヘアケアアドバイスにも定評が。大人のモテヘアなら、この方にお任せ!
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