疲れる、むくむ、太った、眠れない… 沖縄発祥の民間療法「海水温熱」は夏の不調改善にピッタリ!

沖縄で18年もの間、看板も出さず地域の人々に愛されてきた民間療法「海水温熱」セラピーをご存知でしょうか。施術法は、まさにシンプル。海水で100℃以上に蒸したアツアツのタオルを使って、つま先から頭のてっぺんまで全身を温めていきます。秘密は海水にあります! 使うのは、沖縄の瀬底島の海水だけ。ミネラルの配分が体液の配分と似ていて、体にちょうどいいのです。海水温熱セラピーは、冷房や冷たい飲み物で冷えた内臓を温め、体温を上げて、体が本来持つ、免疫力や自然治癒力を発揮できる体へと整えます。この夏の暑さでだるい、疲れる、むくむ、太った、眠れない…と感じる人は、ぜひ!

冷えている部位はより熱く感じ、冷えがないと心地よい

沖縄の瀬底島の海水を空輸で取り寄せ、100℃以上にタオルを蒸します。その熱いタオルを足のつま先から頭のてっぺんまで、順番に当てていき、全身を温めます。

アツアツの蒸しタオルを置くと、冷えている部位は非常に熱く感じて、赤くなりますが、火傷はもちろんしません。赤みは1~2日で消えます。体に冷えがないと、アツアツの蒸しタオルが気持ちよく感じます。

「瀬底島の海水でなく、ほかの海水を使ったのでは同様の効果が出ず、体がピリピリするのです」と海水温熱研究所の梅本賢治さん。

体温を上げることで自然治癒力が高まり、さまざまな不調改善に

「海水温熱セラピーでは、体を温め、体温を上げれば、体が本来持つ免疫力や自然治癒力が十分に発揮できる体へと整えられると考えています」と梅本さん。

海水温熱の効果は、
①血流改善。全身を温めることで血管が拡張し血流がよくなります。
②体温の上昇と代謝アップ。汗をかきやすい体に。体温が1℃上がると代謝は約15%上がります。
③デトックス効果。発汗作用で汗とともに毒素が体外へ放出。
④心身のバランスを整える。副交感神経が活性化され自律神経のバランスが整います。

これらの作用から、冷え症、疲れ、だるい、むくみ、不眠、便秘、眼精疲労、関節痛、頭痛、肥満…など、さまざまな不調改善と病気予防に役立ちます。夏バテ回復や冷房冷えで起こる不調にも最適です。デトックス、シェイプアップ効果も!

海水で蒸した熱いタオルで全身を温めます

海水温熱セラピーは、子どもから高齢者まで可能な施術です。不調の強い人は、3日ほど続けて施術を受けるとより効果が出ます。

① 4ℓの海水を大鍋で沸騰させ、蒸しタオルを作ります。
② 用意されているTシャツ、短パンに着替え。問診を受けた後、ベッドにうつ伏せになります。
③ うつ伏せで、足のつま先から始めていきます。乾いたタオルを体にのせ、その上から、熱い蒸しタオルをのせます。
④ 脚の次は体幹部へ。肝臓の上あたりをとても熱がる人が多いです。脇や鎖骨のリンパも温めます。
⑤ あお向け寝でも行い、目を温め、タオルを外すと疲労がとれ、視界が明るくなります。最後は、肩から頭頂で終了です。約60分。

チベット、アメリカ、モンゴル、インド、韓国にも広がっています

海水温熱の自然治癒力の評判を口コミで聞き、海外から、施術指導の依頼が数多く寄せられています。アメリカではニューヨークやフロリダの富裕層に人気で、海水温熱を行う施設ができています。

「海水温熱セラピー 東京本店」
東京都港区高輪3-25-27アベニュー高輪705 http://www.onnetsulab.com/
完全予約制。1回¥5,000。初回90分(ヒアリング込み)、2回目以降約50分。総本店は沖縄、ほかに新宿、渋谷、大阪にもある。

文/増田美加


増田美加/女性医療ジャーナリスト
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増田美加/女性医療ジャーナリスト
NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。本誌「30歳美容委員会・女性ホルモン整え塾」でもお馴染み。エビデンスに基づいた健康情報、予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書は『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人「みんなの漢方R」理事長、NPO法人「乳がん画像診断ネットワーク(BCIN)」副理事、NPO法人「女性医療ネットワーク」理事、CNJ認定「乳がん体験者コーデイネーター」ほかを務める。
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