齋藤 薫の美脳格言「本当に価値あるものを買うという選択の意識」

キレイになるためには外側からのケアだけではなく、気持ちのメンテナンス、意識革命も重要です。
美容業界でも絶大な信頼を集める美容ジャーナリスト齋藤 薫さんが、独自の視点で「いい女」に近づくためのヒントをお届けします。  

エルメスの口紅を買うかどうかの大問題。今、寄しくも絶好のタイミング

Licensed by Getty Images

コスメ界に“最強にして最後の大物ブランド”参入ということで大いに盛り上がったエルメスの化粧品デビュー。コロナ禍で購買意欲もすっかり萎えている上に、まずは口紅のみのデビューで、マスク必須のこの時期は尚のこと微妙なのに、エルメスだけは別とばかりに、久しぶりに行列のできるスタートとなった。

ブランドの有り難みは別格。気の遠くなるような色数を持つエルメス独自のカラーライブラリーから選び抜いた色も、パールでごまかさない質感も、妥協のない処方もありそうでなかったパッケージも、すべてが予想を超えてくるとなれば、ひたすら所有欲をかき立てる。

でも今あえて、このタイミングだから言いたい。今年はもともと星の巡りからして“物事の価値が180度変わる”とされていた。しかもこの異常事態!

Licensed by Getty Images

自分の生き方を見直して、本当に必要なもの以外いらないとか、本当に良いものを大切にするという当たり前のことをもう一度丁寧にやり直したいという思いになった人が少なくないはずなのだ。そういう時にこのエルメスの口紅は、女にとっての化粧行為の大切さを思い出させてくれる気がした。エルメスだから、だけじゃなく、精魂込めて作られたことがしみじみ伝わる設えと使い心地。初めて口紅のレフィル買いをしてみようと思わせてくれるラグジュアリーなエシカル感。だから口紅を塗る所作さえも何か自然と端正なものになってくる。

今こそそういう気概で居住まいを正すことが大切なのだと思わせてくれる。だからエルメス口紅は、やっぱり、買い!

文/齋藤薫  

齋藤薫/美容ジャーナリスト
ナビゲーター
齋藤薫/美容ジャーナリスト
雑誌編集者を経て美容ジャーナリストに。説得力のあるコメントには、美容業界だけでなくマスコミ業界全般にファンが多数。
このナビゲーターの記事を見る