【大人の知識】子宮頸がんの真実。未然に防げる病気だから、早めの対策が肝心!

今、世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされ、経験したことない事態が数多く起こっています。目に見えないウイルスは本当に恐ろしい存在ですが、実は子宮頸がんもウイルス性の病気だとご存知でしょうか?
がんの多くは、「予防可能な生活習慣や環境要因を原因とする生活習慣病」(国立がん研究センターHPより)といわれていますが、子宮頸がんは人から人への感染でがん化する病気。つまりは、しっかり対策をすれば防げる病気というわけです。新型コロナウイルスの対策予防と同様に、子宮頸がんの対策も考えてみませんか?

そもそも子宮頸がんとは?

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去る4月9日「子宮の日」に保険スタートアップjustInCaseの主催で、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道の副院長 高尾美穂先生と、過去に子宮頸がん検査で“中等異形成”と診断の経験があり、自身でも生理用品ブランドも手掛けるハヤカワ五味さんの対談が行われました。

その対談で語られていた一部を抜粋してご紹介します。

高尾先生 がんと聞くと交通事故のように、なってしまったら仕方がないものと思っている人が多いんです。そもそもがんとは、細胞のコピーの不具合によっておこるものと、ウイルス性の感染によるものがある。生活習慣によるがんが多くを占めていますが、つまり規則正しい生活をすれば防ぐことは可能。子宮頸がんに関して言うと、99%以上の人がヒトパピローマウイルスに感染してなる病気。子宮頸がん撲滅と謳っている国もあるくらい治る病気なのです。

ハヤカワさん 私が初めて産婦人科に行ったのはカンジダ症になったとき。性病と思いきや、抗生物質が原因でなると原因がわかりました。そのときに子宮頸がんの検診も受けたら、“中等異形成”と診断され、そこから精密検査を受けて陰性だったので、現在は経過観察中です。結果が出たときは「『え? 私死んじゃうの?」と思いましたが、その医院の先生は経過観察をしっかりすれば大丈夫と言ってくださったので、年2~3回のペースで検診を受けています。

高尾先生 本当にそのとおりで、子宮頸がんは医師が検査のときに目で見て確認できる場所にできるもの。だから何度でも検査できます。ですが子宮頸がんの受診率は日本では4割。増えてきたけれどまだまだです。ワクチンによる副作用も懸念されていますが、それは古い時代の考え。WHOからも、日本のようなまともな国が未だにワクチンを打っていないのは遅れていると指摘を受けるくらいなんです。 基本性交渉がなければ子宮頸がんにかかりませんが、ワクチン+子宮頸がんの検査がベストです。

私たちができる対策を考える

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高尾先生とハヤカワさんのお話にもあるように、子宮頸がんとは未然に防ぐことができ、得体の知れない恐ろしい病気ではないということがわかりました。それでは具体的に、私たちは普段の生活でどんなことに気をつければいいのか、お話してくれました。

高尾先生 まず、がん化しないためには健康であることが大切。適正な理想の体重であること、適正体重に合った食習慣、運動習慣を心掛け、喫煙をしない、お酒を控えめに。以上の基本が一番大切です。また、男性にもワクチンを打ってもらうのがベスト。ですが、ワクチンで100%防げるわけではなく、HPVの型によっては防げないものもあります。そこで重要になってくるのが検査なんです。

ハヤカワさん 中等異形成のことをパートナーに話したら「え? 死ぬの?」と言われてしまったり、親が焦ってしまったりしました。そうやって勘違いや焦らないためにもお医者さんときちんと話すこと、きちんと話ができるお医者さんに出会うことも大切なのではないでしょうか。

高尾先生 日本では子宮頸がんで亡くなる方が年間約3,000人います。特に30代前半が多く、妊娠がわかったと同時に子宮頸がんが判明することが多いからなんです。子宮頸がんが進むと、子宮と卵巣、そして膣の1/3を失うことになります。だからどの段階で発見できるかが大切になってきます。

ハヤカワさん つまり検査が大事、予防が大事。検査=予防ということですね。


—— いかがでしたか?
自分の体は自分で守るしかありません。その方法のひとつとして、きちんと検査を受けることが非常に大切になってくることがわかりました。居住する各市区町村で、がんの検診無料クーポンを配布している場合もあります。それらも上手く活用しながら、新型コロナウイルスの感染防止とともに、HPV対策へも目を向けて、未来の自分の体を守りましょう!

※対談の様子はアーカイブで視聴可能です。

GINGERweb取材班
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